NASCAR:7度のシリーズ王者ジミー・ジョンソン、2020年限りでカップシリーズフル参戦終了

2019年11月26日(火)5時57分 AUTOSPORT web

 アメリカのNASCARカップシリーズで通算7度のチャンピオンに輝いているジミー・ジョンソンが、2020年シーズンを最後にフルタイムドライバーの座から退くことを発表した。


 1975年生まれで、“スーパーマン”の愛称でも親しまれるジョンソンは2001年にNASCARの最高峰、カップシリーズに参戦を開始。それ以降、シリーズを戦うヘンドリックス・モータースポーツの一員としてカーナンバー48のシボレー車をドライブしてきた。


 カップシリーズ昇格から2019年末までの18年間に、ジョンソンは2006〜10年の5連覇を含む、計7度のチャンピオンを獲得。通算7度の制覇はリチャード・ペティ、デイル・アーンハートに並ぶ史上最多タイ記録、また歴代6位タイとなる通算83勝という成績を残している。


 そんなジョンソンは11月20日に自身のTwitterに1分間の動画を投稿。このなかで2020年を最後にフルタイムドライバーから退くことをアナウンスした。


「NASCARで過ごした18年は素晴らしい時間で、心から感謝している」とジョンソン。


「このスポーツはぼくにぴったりのもので、心の底から愛しているといえる存在だった。夢に描いていたものを追いかけることができたし、想像よりもはるかに多くその夢を叶えることができた」


「2020年、NASCARカップシリーズにフル参戦する最後の年が素晴らしいものになると期待している。ぼくを支えてくれているチームの力は知っているから、2020年シーズンがぼくにとって最高の年になることを願っているよ」


 ジョンソンの引退宣言を受け、NASCARのチェアマン兼CEOのジム・フランスも声明を発表。「トラック上で彼が成し遂げたこと、トラック外でのチャンピオンらしい立ち振る舞いなどを考えれば、ジミー・ジョンソンの名はNASCARの歴史のなかで必ず語り継がれる」と述べた。


「強い競争心と優れたタレント性、そしてスポーツマンシップを持ったセブン・タイムスチャンピオンの存在により、NASCARはより素晴らしいスポーツへと進化した」


「私の家族、そしてNASCARコミュニティを代表して、ジミーのNASCARに対する貢献に心から感謝を申し上げる。彼にとって、そして彼のファンにとっても、2020年シーズンが素晴らしいものになることを願っている」


「2020年、彼がレースで勝利を挙げる瞬間、そして8度目のワールドチャンピオンに輝く瞬間を目の当たりにすることを楽しみにしている」


 なお、ジョンソンは2020年以降もレーシングドライバーとしての活動は続けるという。

ジミー・ジョンソンがドライブするカーナンバー48のシボレー・カマロZL1


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