「いい悩みになるかもしれない」 阪神・岡田監督が考える新「勝利の方程式」とは?

2022年11月26日(土)11時0分 ココカラネクスト

(C)CoCoKARAnext

 新しく阪神の指揮を執る岡田彰布新監督(65)に期待の声が高まっている。V奪回を目指す来季はどんな野球を見せてくれるのか。岡田監督にCoCoKARAnextが独占インタビューを敢行。2回目となる今回は「投手編」、12球団一ともいわれるピッチングスタッフをどのように動かしていくのか。秋季キャンプを行う中で見えてきた投手陣の課題やキーマンについて聞いた。

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 今季は最多勝、最優秀防御率、最高勝率のリーグ3冠に輝いた青柳をはじめ、ブルペンの若手からは湯浅、浜地なども存在感を示した。

 また充実したピッチングスタッフの中で岡田監督が「エース」と位置づける選手は誰になるのか。この点について「青柳が2年連続最多勝取ってるんで、当然青柳が柱でやっていかないといけないと思う」と実績を残している青柳の名を挙げた。一方で課題もあるという。先発ローテーションの中では左腕が伊藤将しかいないことを不安視しているという。

「左は伊藤一枚なのでもう1人欲しいけど、そんなにうまくはいかないと思うけどね。可能性としては、岩貞は過去に(先発として)二桁勝った経験もあるので面白いなと。本人は、あんまり自信ないといってたけどね、(笑い)」と、岩貞の先発転向についても可能性があると語った。

 さらに「勝利の方程式」にも話は及んだ。岡田監督は前政権時、「JFK」(ジェフ・ウィリアムズ、藤川、久保田)と強力なリリーフ陣を形成、チームの勝利に貢献したことが知られている。

 ニュー「勝利の方程式」はどんな布陣になっていくのか。

「ピッチャー陣は若いので、今年1年の活躍だけではそこまで安心はできない。でも、今年1年で自信をつけたのは間違いないと思う。その辺は2月に実戦をやりながら決めていきたい。若い選手の伸び代にも期待するし、いい悩みになるかもしれないですね」と、慎重かつ柔軟に考えていく様子を示した。さらに、新守護神候補についてもこう語っている。

「本当は湯浅なんかいいと思うけど、もしWBCに選ばれると(戻ってくるのは)開幕直前になるので、開幕からは違う選手になるかもしれない」と今季セットアッパーとして躍進、侍ジャパン強化試合でも存在感を示した右腕を守護神に指名しながら、WBCの日程も考慮しながら、複数パターンを準備し、臨んでいく姿勢を示した。

 いずれにせよ、12球団の中でも屈指の投手力を誇った阪神が、岡田監督のタクトの下で新たな力を発揮できるか。注目のシーズンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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