楽天非常事態 安楽智大パワハラ騒動で声明も 注目される今後の「ポイント」とは

安楽は中継ぎエースとしてチームを支えてきた(C)CoCoKARAnext

　楽天は11月25日夜、球団の公式サイトに安楽智大のパワーハラスメント報道を受けて声明を発表した。

　今季も57試合に登板など、近年は中継ぎエースとしてチームを支えるドラフト1位投手の安楽をめぐっては、同日の報道で複数の選手がハラスメント被害を球団に訴えていることが明らかになっていた。

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　公式サイトには「ファンの皆さま、及び関係するすべての皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます」と球団側が謝罪した上で、報道に関しては「現在、調査・確認をしております」とした。

　今後は「球団として、事実確認に向けて真摯に向き合い対処すべく取り組んで参ります。」としている。

　さらに続けて「また、一部選手の掲載もあり誤解を生むような報道もなされておりますが、SNS等での憶測による誹謗中傷はお控えいただくようお願い申し上げます。」とつづっている。

　今回の事案は複数選手が被害を球団に訴えたことから発覚。球団側はすでに安楽に聞き取り調査を行い、同日に予定されていた契約更改交渉は無期限延期とアナウンス。自宅待機を命じたとされる。また来季も契約する権利を持つ大事な保留者名簿の提出が今月の30日に迫る中、球団がどのような判断を下すかも注目される。

　すでに球団も事実関係の把握のために全選手とスタッフに対してアンケート調査を実施するなど徹底調査の方向を迅速に打ちだしているが、心配されるのは被害を訴えた選手たちへのケアにもある。

　安楽への処分がどのようなものになるかは現時点で不透明だが、被害を訴えた選手とこのまま同一球団でプレーすることは困難が伴うことも予想される。どのような形で球団がチームをまとめて来季に向かわせるかも今後の大事なポイントとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]