逸材ズラリ! 稲葉ジャパンに招集されなかった24歳以下の有望選手たち

11月26日(日)10時47分 フルカウント

今オフメジャー挑戦の大谷翔平、「神ってる」広島・鈴木誠也の名前も

 野球日本代表「侍ジャパン」は11月16日から19日に開催された「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ」に参戦し、稲葉篤紀新監督の下、3連勝を飾ってアジアの頂点に立った。24歳以下もしくは入団3年目以内の若手選手たちを中心にメンバーを構成。広角に打ち分けるバットが魅力の外崎修太(西武)が、全3戦に出場して打率.462、1本塁打、4打点の活躍でMVPを獲得。日本ハムの近藤健介、広島の西川龍馬、DeNAの今永昇太、巨人の田口麗斗らも結果を残した。

 今大会には25歳以上はオーバーエイジ枠の3選手以外は選ばれておらず、24歳以下でもメンバー入りしてない有望選手は多数いた。2020年の東京五輪で金メダル獲得を目指す侍ジャパンで、これからチームの主力を担うのは誰になるのか。ここでは、今大会で稲葉ジャパンのメンバーには入らなかった各球団の24歳以下の有力選手を挙げ、今季と通算成績を見てみたい。

◯大谷翔平(日本ハム5年目)
2017:5試合3勝2敗0ホールド0セーブ 防御率3.20
通算:85試合42勝15敗1ホールド0ホールド 防御率2.52

2017:65試合202打数67安打8本塁打31打点 打率.332
通算:403試合1035打数296安打48本塁打166打点 打率.286

 言わずと知れた二刀流の大谷も、24歳以下の世代。投打両面において日本球界屈指の能力を持っていることは明らかだ。今季は足の怪我に見舞われ、投打ともに満足な成績は残せず、オフに入って右足首の手術も受けた。このオフはポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を表明。東京五輪では、侍ジャパンの中心になってもらいたい選手であることは間違いない。

◯吉田正尚(オリックス2年目)
2017:64試合228打数71安打12本塁打38打点 打率.311
通算:127試合459打数138安打22本塁打72打点 打率.301

 敦賀気比高から青山学院大を経て、オリックス2年目を迎えたフルスイングを武器とするスラッガー。今回のメンバーの中では日本ハム近藤健介やDeNA今永昇太、桑原将志らと同世代になる。プロ入りから2年続けて腰の負傷に悩まされ、約60試合しか出場できていないが、2年連続2桁本塁打を放つ実力は本物。大学4年の2015年にはユニバーシアードに大学代表として出場し、金メダルに貢献した。

茂木栄五郎(楽天2年目)
2017:103試合398打数118安打17本塁打47打点 打率.296
通算:220試合822打数236安打24本塁打87打点 打率.287

 桐蔭学園高から早稲田大を経て、楽天で2年目を迎えた茂木。ルーキーイヤーから117試合に出ると、今季は不動の1番打者として君臨。先頭打者本塁打を量産するなど、強打のリードオフマンとなった。右肘痛で103試合出場だったが、自己最高の17本塁打を記録。2月生まれで、こちらも日本ハム近藤健介やDeNA今永昇太、桑原将志らと同学年にあたる。

広島鈴木、楽天松井、阪神藤浪ら第4回WBCメンバーも

◯鈴木誠也(広島5年目)
2017:115試合437打数131安打26本塁打90打点 打率.300
通算:388試合1190打数368安打61本塁打218打点 打率.309

 2012年ドラフト2位で二松学舎大附属高から広島に入団した鈴木はプロ5年目。昨季は129試合で打率.335、29本塁打をマークして一気にブレイク。今季は8月半ばに右足首を負傷し、残りのシーズンを棒に振ったものの、115試合で打率.300、26本塁打の成績を残した。今春のWBCメンバーにも選ばれており、怪我を負っていなければ、稲葉ジャパンの初陣にも名を連ねていたはずだ。稲葉ジャパンではロッテ田村龍弘、中日京田陽太らと同学年で、大谷翔平も同い年。

◯森友哉(西武4年目)
2017:38試合124打数42安打2本塁打18打点 打率.339
通算:324試合1027打数302安打35本塁打147打点 打率.294

 大阪桐蔭高から2013年ドラフト1位で西武入りした強打の捕手。プロ4年目となった今季はWBC強化試合キューバ戦で左肘に死球を受けて骨折。8月半ばにようやく復帰すると、38試合出場ながら打率.338のハイアベレージを残した。4年目で通算打率も3割近くの数字を残しており、リード面など捕手で一本立ちすれば、侍ジャパンにとって、またとない存在となるだろう。今回の稲葉ジャパンではソフトバンク上林誠知、巨人田口麗斗、オリックス若月健矢らと同学年だ。

◯松井裕樹(楽天4年目)
2017:52試合3勝3敗5ホールド33セーブ 防御率1.20
通算:200試合11勝17敗30ホールド96セーブ 防御率2.55
 
 楽天不動の守護神。2013年ドラフト1位で桐光学園から楽天へ。ルーキーイヤーは17試合に先発したが、2年目の2015年から守護神を襲名した。3年連続で30セーブ以上をマークしており、今春のWBCメンバーにも選ばれている。今季は左肩の負傷で離脱したことも影響し、稲葉ジャパンメンバーには入らなかったが、万全ならば間違いなく名前が入る左腕だ。まだ22歳で、森友哉と同じくソフトバンク上林、巨人田口らと同学年。

◯藤浪晋太郎(阪神5年目)
2017:11試合3勝5敗0ホールド0セーブ 防御率4.12
通算:114試合45勝37敗0ホールド0セーブ 防御率3.05

 大阪桐蔭高から2012年ドラフト1位で阪神へ。ルーキーイヤーから3年連続2桁勝利を挙げるなど、大谷翔平とともに94年生まれ世代を代表する投手となり、今春のWBCメンバーにも入った。今季はコントロールに苦しむなど大不振に陥って、11試合登板、3勝止まりに終わったが、疑いようのない高い能力を持つ。大谷、鈴木、そして稲葉ジャパンメンバーではロッテ田村、中日京田らが同学年となる。

DeNA濱口はルーキーイヤーに躍進、日本シリーズでは8回1死までノーノー

◯濱口遥大(DeNA1年目)
2017:22試合10勝6敗0ホールド0セーブ 防御率3.57
通算:22試合10勝6敗0ホールド0セーブ 防御率3.57

 佐賀県立三養基高校から神奈川大を経て、2016年ドラフト1位でDeNAに入団したルーキー左腕。開幕1軍入りを果たして先発ローテに加わると、シーズン途中に左肩違和感で離脱しながら2桁10勝をマークした。ソフトバンクとの日本シリーズでは8回1死まで無安打無失点に抑える好投を見せ、注目を集めた。3月生まれのためまだ22歳だが、大谷翔平、藤浪晋太郎らと同じ学年になる。

◯武田翔太(ソフトバンク6年目)
2017:13試合6勝4敗0ホールド0セーブ 防御率3.68
通算:100試合48勝26敗0ホールド0セーブ 防御率2.89

 宮崎日大高から2011年ドラフト1位でソフトバンクに入団した右腕。2015年、2016年と2年連続2桁勝利を果たし、今春のWBCメンバーにも入った。独特の軌道を描く大きく割れるカーブが武器。今季は開幕直後に右肩に炎症が出て離脱。復帰後も状態がなかなか上がらずに6勝で終わった。日本ハム近藤健介やDeNA今永昇太、桑原将志、西武多和田真三郎などが同学年で、残している実績では世代でもトップクラスだ。

 この他にも1993年生まれ世代では阪神の高山俊、ヤクルトの原樹里、中日の高橋周平、1994年生まれ世代では阪神の大山悠輔や小野泰己、ソフトバンクの田中正義、ロッテの佐々木千隼、オリックスの黒木優太、巨人の吉川尚輝、1995年生まれ世代ではロッテの二木康太らの名前も挙がってくるだろう。

 さらに下の世代では、1996年生まれで西武の高橋光成、楽天の安楽智大、巨人の岡本和真、日本ハムの浅間大基ら、そして楽天のオコエ瑠偉が選ばれていた1997年生まれでは中日の小笠原慎之介、ソフトバンクの高橋純平、ロッテの平沢大河と成田翔ら、そして日本ハム堀瑞輝がメンバー入りした1998年生まれでは、楽天の藤平尚真、西武の今井達也、ヤクルトの寺島成輝、ソフトバンクの古谷優人など、将来が楽しみな選手がいる。

 2020年の東京五輪では、現在24歳以下の世代から何人の選手が侍ジャパン入りを果たし、日の丸が着いたユニフォームに袖を通すのだろうか。これからの若い力の台頭、突き上げに期待したい。(Full-Count編集部)

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