元F1王者ロズベルグ、タイトルを逃したフェラーリを分析。「詰めが甘く、まとまりに欠ける」

2018年11月27日(火)13時46分 AUTOSPORT web

 元F1ドライバーのニコ・ロズベルグは、今シーズンのフェラーリはチームのまとまりのなさに苦しめられたと考えているが、2019年にはセバスチャン・ベッテルとチームは立ち直るだろうと述べている。


 2018年シーズンのベッテルは、好調な時期にはルイス・ハミルトンと接戦を演じていた。しかしメルセデスが優位になっていく一方でフェラーリとベッテルは度々ミスを犯し、最終的に彼はタイトル獲得の希望を失うことになった。


 しかしながら、フェラーリがその強さを来シーズンまで維持し、ロズベルグが言うところの“詰めの甘さ”という弱点を克服するならば、チームはタイトルをマラネロに持ち帰ることができるだろうと、2016年のチャンピオンであるロズベルグは考えている。


「基本的には、フェラーリは2019年も継続していく必要があるだけだ」とロズベルグはBild am Sonntag紙に語った。


「彼らは素晴らしいマシンを作ることができていた。その点からも、僕は彼らがとても強力になって、冬季休暇から戻ってくると信じている」


 しかしフェラーリにとって非効率性と欠点を解決することは必須となる。


「フェラーリはあまりに多くの戦略ミスをした。それにチームのまとまりもなかった」とロズベルグは付け加え、フェラーリがベッテルの走行を支援するのにチームオーダーを出したがらなかったことに言及した。


「奇妙だった。なぜならチームオーダーという点では、フェラーリは他の先を行っていたから。でもドライバーとして、完全なサポートを得られていないと感じると、精神面や集中力で影響を受けてしまう」


「セバスチャンのケースも当然そうだが、もしチームと意見が合わなかったら、難しいことになる」


「また、セルジオ・マルキオンネがチームに深く関与していたことも忘れてはならない。ただし、メルセデスはニキ・ラウダの不在をなんとか埋め合わせたとも言わなければならない」


「それでもなお、2019年がセバスチャンの最後のチャンスになるとは思わない。また巡ってきたチャンスというだけだ」とロズベルグは語った。


「彼は厳しい1年を過ごして多くの批判にさらされたが、2015年の僕もまさに同じ状況にあった。ルイスは完璧にドライビングをこなし、僕はミスをした」


「重要なのは自信をもう一度高めることだ。セバスチャンにはそれができる。彼は今でもF1で最高のドライバーのひとりなのだから」


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