フェルスタッペン、「本気のバトルができなくて残念」とF1を去るアロンソとの別れを惜しむ

2018年11月28日(水)14時33分 AUTOSPORT web

 フェルナンド・アロンソがF1との別れを準備するなか、マックス・フェルスタッペンは彼が去ることでこの先ずっと後悔することがひとつあると話している。


 フェルスタッペンとアロンソは過去数年の間、F1における年齢層と競争の勢力図の両方で対極にあった。


 2015年以来、フェルスタッペンは5度の優勝を飾っている。一方のアロンソはF1の中団グループから脱出できず、キャリアを通じて獲得した32勝に新たな勝利を追加できる希望もなかった。


「彼と本気のレースができなかったことが残念だ」とフェルスタッペンは言った。


「もちろん自分がいる間に彼もF1にいたが、チームの抱える問題のせいで常に後方にいたため、実際に彼とバトルすることはなかった」


「そのことを残念に思っている。セバスチャン(・ベッテル)やルイス(・ハミルトン)とはすでにバトルをしてきて、それは素晴らしかった」


「けれど、フェルナンドとはなかった。振り返るとテレビで彼を見ていたころ、彼はいつも彼らと戦っていたひとりだったのに。彼とレースができて良かったが、勝負を挑むことはなかった。残念なことだ」


 しかしながらパドックの多くの関係者によると、これがフェルナンド・アロンソのF1における最後ではないという可能性もある。したがってフェルスタッペンは、彼が切望していた激しいホイール・トゥ・ホイールの接戦をいつかできるかもしれない。


「フェルナンドは休暇を取るのだと思う」と彼のマネージャーであるフラビオ・ブリアトーレは言った。


「どうなるか様子を見ることになる。マクラーレンの話にならないパフォーマンスのせいで、彼にとってはもどかしい4年間だった」


 ブリアトーレとも友人関係にある、元F1最高権威者のバーニー・エクレストンは、アブダビがアロンソにとって最後のレースにはならないかもしれないと考えている。


「彼は戻ってくる気がする。まだF1は彼を必要としているからだ」とヤス・マリーナで、88歳のバーニー・エクレストンは言った。


「どこのチームかは問題ではない。フェラーリに戻って来れるとは思わないし、マクラーレンでもないだろうがね」


「彼に勝てるマシンがあったなら、去ることはなかっただろう。彼はチームを選ぶ段階で間違った決断をしたかもしれない。だからといって、ここ数年にわたって、彼が苦戦するのを見るのが残念ではなかったというわけではない」


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