ニュル、スパに続き日本でも。新型ルノー・メガーヌR.S.が鈴鹿サーキットで量産FF最速タイムを記録

2019年11月29日(金)11時45分 AUTOSPORT web

 ルノーは11月26日、新型ルノー・メガーヌ ルノー・スポール(R.S.)トロフィーRが鈴鹿サーキットでタイムアタックを行い、量産FF車最速タイムとなる2分25秒454をマークしたと発表した。


 メガーヌR.S.トロフィーRは、F1などルノーのモータースポーツ活動を担うルノー・スポールが手掛ける最新モデルだ。


 ルノーF1のニコ・ヒュルケンベルグが開発に携わったメガーヌR.S.トロフィーをベースに、さらなるパフォーマンスを求めて130kgに及ぶ軽量化や、空力性能の改善さらに、メカニカルグリップを向上させるための徹底的な開発が行われている。


 トロフィーと同じく最高出力300馬力を発する1.8リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載するトロフィーRは2019年4月に、ドイツのニュルブルクリンク北コース“ノルドシュライフェ”において、7分40秒100という量産FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車のレコードタイムを記録すると、ベルギーのスパ・フランコルシャンでも同カテゴリー最速となる2分48秒338をマーク。


 さらに、オーストラリアでも同様のチャレンジを行い、ロング・ベンド・モータースポーツパーク・サーキットで、従来の量産FF最速タイムを破る2分14秒316を打ち立てている。

ニュルブルクリンク北コース“ノルドシュライフェ”で量産FF車最速となる7分40秒100をマークしたルノー・メガーヌR.S.トロフィーR


 そんなメガーヌR.S.トロフィーRが、日本の鈴鹿サーキットでも新たな記録を達成した。今回のチャレンジを担当したのは、過去にも鈴鹿での量産FF車最速タイムを塗り替えてきたロラン・ウルゴンだ。


 同モデルの開発ドライバーのひとりで、FF車タイムアタックのスペシャリストでもある彼は26日、新型メガーヌR.S.トロフィーRに乗り込むと、鈴鹿での量産FF車のタイムとしては類を見ない2分25秒454をマーク。これは先代モデルが記録したラップタイムを3秒以上短縮するものだった。


「新しいメガーヌ ルノー・スポール トロフィーR は、日本を代表するサーキットである鈴鹿サーキットで、量産FF車の新たなラップタイムを記録しました。このタイムは、とりわけ日本の大勢のファンの期待に応えるものでしょう」と語るのは、ルノー・スポールカーズのゼネラルマネージャーを務めるパトリス・ラティ氏。


「これは、日本市場の要望に応えるために我々が日本で実施したテストの成果であり、多くの国々のお客さまとの結び付きをさらに強固なものとする取り組みとして成功したと言えるでしょう」


 新たなミッションを完遂したルノー・スポールの最新モデルは全世界500台の限定販売となり、日本では2020年前半に50台が発売される。また、同モデルは2020年1月10〜12日に千葉県・幕張メッセで開催される『東京オートサロン2020』で出展・発表され、日本仕様の詳細などが明らかにされる予定だ。

鈴鹿サーキットを走行するルノー・メガーヌR.S.トロフィーR


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