【チャレンジC】ステイゴールド産駒は阪神が苦手 本命はディープ産駒のギベオン

11月29日(金)17時0分 SPAIA

2019年チャレンジカップで本命に推されたギベオンⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)

主役候補は5歳以下

11月30日(土)に行われるチャレンジカップはここ10年で施行時期、距離、そして負担斤量も変わっている。データからの傾向をつかむのは難しいが、過去10年の成績を眺めていて思ったのは、時計の速い決着が多いこと。重賞だから当たり前といわれればそれまでだが、馬場のいい開幕週、もしくは2週目に行われているのが要因かと思われる。今は季節に関係なく、開幕週は緑の芝で覆われている。以前は茶色い芝が生えていたこともあったが、今となっては懐かしい光景である。

チャレンジC出走馬の年齢別成績ⒸSPAIA

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このレースで取り上げたいデータは2つ。開催時期や距離が微妙に違うが、それとあまり関係なさそうなものを抽出してみた。まずは年齢。過去10年の勝ち馬は全て5歳以下。勝ち馬にこだわるなら、5歳以下から探すのがよさそう。人気の一角と思われる6歳馬ブラックスピネルには厳しいデータである。続いては前走成績。

チャレンジC出走馬の前走クラスⒸSPAIA

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2014年に2着同着があったので連対馬は21頭。その内訳はというと、重賞を経由してきた組が12頭と圧倒的。続いてオープンが5頭、3勝クラス(元1600万下)が4頭となる。ちなみに、3勝クラスから連対した馬は全て前走1着、オープンも前走1着が3頭、3着が2頭と好走していることが条件になる。

傾向が違う?阪神内回り2000m

2015年以降、阪神芝2000mで好成績を挙げている種牡馬を勝率順(30走以上)に並べてみると、1位ディープインパクト、2位キングカメハメハというおなじみのコンビ。

阪神芝2000mの種牡馬成績(30走以上)ⒸSPAIA

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これは想像の範囲内として、内回りが得意のステイゴールドの名が5位以内に見当たらない(6位)。ちなみに、同じような形態の中山2000mでも5位。サンプル数が多いので勝率が低くなっているのかと思ったが、よく調べてみると、中山2000mの出走回数232に対して阪神は半分以下の100。ほかの上位の種牡馬はおおむねプラスマイナス50走で収まっているだけに、これは少なすぎる。

中山・阪神芝2000mの出走回数ⒸSPAIA

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阪神と中山は同時期に行われていることが多いのだが、ステイゴールド産駒の関西馬が阪神ではなく中山へ遠征するケースが多いのだろうか。ちなみに阪神芝1800m(外回り)になると、トップ10にすら遠く及ばない順位。ステイゴールド産駒は阪神コース自体があまり得意でないのかもしれない。

逆の発想で勝負

チャレンジCは時計勝負になりやすく、阪神芝2000mはディープインパクトやキングカメハメハ産駒が活躍。つまりは、京都の外回りや東京と同じくスピードと切れで勝負する馬が有利な条件と考え、さらには前述したデータも併せて予想を組み立ててみる。

本命はディープインパクト産駒のギベオン。前走の毎日王冠は相手が強かったのもあるが、勝負どころで後手に回りながらもじりじり足を伸ばしていた。久々を考えると今回につながる内容といっていいだろう。これまで3勝2着2回がいずれも直線の長いコースだが、今回は外回りに適性がある馬を狙うというのがコンセプト。同条件の鳴尾記念では4着だったが、スタートの後手が痛く参考外。先週のジャパンカップを見て思ったが、いくら世界の名手が乗っても、GⅡ級の馬をGIで勝ち負けするまで持ってくるのは難しい。しかしGⅢレベル同士の戦いなら、最後に騎手の腕が物をいう可能性は十分ある。というわけで、レジェンド・デットーリ騎手の手腕にも期待。

ディープインパクト産駒はほかにケイアイノーテックとブレステイキングが出走しているが、前者は距離と成長力に疑問、後者は切れる足を使えるイメージがない。そこで対抗には直線の長いコースで4連勝してきたロードマイウェイを指名。前走がオープン1着だからデータ的にもクリア。

ステイフーリッシュはステイゴールドの典型といっていい内回り巧者だが、外回りの京都記念で連対した実績がある。さすがにノーマークにはしにくい。

ブラックスピネルも本来は年齢で消しなのだが、単騎逃げが見え見え。これも無視するわけにはいかない。

取捨に迷うのがテリトーリアル。父系にガリレオ、母系にはダルシャーンという欧州血脈が入ってパワー型に思えるのだが、意外に京都での時計勝負にも対応している。ゆくゆくは大物に育つかも?期待を込めて評価を上げる。

◎ギベオン
○ロードマイウェイ
▲テリトーリアル
△ブラックスピネル
×ステイフーリッシュ

《ライタープロフィール》
門田 光生(かどた みつお)
競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想や「最終逆転」コーナーを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて地方競馬を中心に予想・記事を執筆中。

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