磐田の補強禁止処分で新展開!ゴンザレス契約問題巡りすでにCASに上訴も

2022年11月30日(水)7時30分 FOOTBALL TRIBE

ファビアン・ゴンザレス 写真:Getty Images

 J2降格のジュビロ磐田はコロンビア人FWファビアン・ゴンザレス(29)の契約問題を巡り、国際サッカー連盟(FIFA)から今後2度の移籍ウィンドウにおける新規選手登録禁止という処分を科されている。クラブはFIFAの判決を不服としスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴したが、年内にも新たな動きがあるようだ。


 ゴンザレスは昨年1月15日にジュビロ磐田へ加入。しかし磐田加入前にタイ国内クラブと契約を結んでいたことが明らかになると、FIFAはタイ国内クラブとの契約解除を磐田が誘発したと判断。磐田に対してタイ国内クラブへの賠償金5万ドル(約725万円)の支払いを命じたほか、ゴンザレスに対しては4カ月間の出場停止処分を科している。


 またFIFAは磐田に対して、来年2度にわたり設けられている移籍期間での選手獲得禁止を通達。トップチームのみならず下部組織も含めた全カテゴリーが対象となっている。これにより、磐田はすでに来季加入が内定していた東京国際大学FW師岡柊生(22)の仮契約を解除。同選手が鹿島アントラーズへ加入するなど、すでに補強禁止処分の影響が出ている。


 ジュビロ磐田は、ゴンザレスがタイ国内クラブと契約していた事実を認識していなかったとしてFIFAの判決に不服申し立て。10月19日付でCASへ上訴していた。


 するとCASは来月20日にジュビロ磐田からのヒアリングを実施すると、今月30日までに公式発表。ただ磐田の上訴が受理されたかどうかについては現時点で不明とみられる。


 ジュビロ磐田はFIFAからの処分に関する声明にて「当リリースに記載されていないご質問につきましては、スポーツ仲裁裁判所(CAS)における審理に影響を及ぼす可能性がございますので、回答を控えさせていただきます」としている。上訴が受理されたかどうかも含めて、今後の動きに注目が集まる。

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