掲げられた横断幕は『最後まで笑顔で走れ』…快進撃の立役者、エリキがいつも笑顔の理由
2019年11月30日(土)18時40分 サッカーキング
首位に立つ横浜F・マリノスが敵地で川崎フロンターレを下し、15年ぶりのJ1制覇へ大きく前進した。中でも際立った活躍を見せたのが、2得点1アシストを記録したFWエリキ。「難しいダービーの中でも僕たちのサッカーができたと思う。今までやってきたことが表現できたし、すごくいい結果だと思います」と振り返った。
まずは後半立ち上がりの49分、「自分の特長はスピード。相手のセンターバックはいい選手なので、コンタクトを避けるため外に開きました」と絶妙な駆け引きで抜け出し、冷静にフィニッシュ。さらに69分には「テル(仲川輝人)からのクロスは練習でもよくやっている形。あの瞬間、全力でニアに走り込もうと思いました」と試合を決定付ける3点目を決めた。
今年8月に加入したエリキはこれでJ1通算7得点。すぐにJリーグ、マリノスのサッカーに適応し、今やチームに欠かせないピースとなった。「ずっとブラジルでプレーしてきて、初めての海外移籍は自分にとって新たな挑戦でした。初年度から優勝争いをしていて、あと一歩のところまで来ています。ただ、まだ終わってはないので、より集中して次のホームゲームに臨みたいです」と“優勝決定戦”となる次節へ向けた意気込みを語った。
この日、等々力陸上競技場に集まった大勢のマリノスサポーターは、ウォーミングアップ時に登録メンバー18選手のチャントとともに、メッセージが込められた横断幕を掲げた。エリキに向けてのメッセージは『Erik, corra com sorriso até o fim』。日本語に訳すと『エリキ、最後まで笑顔で走れ』という意味だ。
「(横断幕は)一瞬だけ見えました。というのも、ウォーミングアップ時に集中力を切らしてはいけないですからね。横断幕を掲げてくれること、僕の名前をコールして応援してくれることはすごく嬉しいです。横断幕にも『笑顔』という言葉がありましたよね。僕は小さい頃貧しかったのですが、一日一日を楽しみ、笑顔でいることが大事だと思っています。だからこそ、いつも笑顔。サポーターの方もそういう横断幕にしてくれたんだと思います」
次節は12月7日、ホームに2位FC東京を迎える。マリノスは勝利、引き分けで文句なしの優勝。さらに3点差以内の敗戦でも優勝が決まる有利な状況だが「最後の試合でも勝ちたいと思います」と力を込めたエリキ。J1制覇が決まった瞬間は、きっと最高の『笑顔』が見れるはずだ。
取材・文=三島大輔
まずは後半立ち上がりの49分、「自分の特長はスピード。相手のセンターバックはいい選手なので、コンタクトを避けるため外に開きました」と絶妙な駆け引きで抜け出し、冷静にフィニッシュ。さらに69分には「テル(仲川輝人)からのクロスは練習でもよくやっている形。あの瞬間、全力でニアに走り込もうと思いました」と試合を決定付ける3点目を決めた。
今年8月に加入したエリキはこれでJ1通算7得点。すぐにJリーグ、マリノスのサッカーに適応し、今やチームに欠かせないピースとなった。「ずっとブラジルでプレーしてきて、初めての海外移籍は自分にとって新たな挑戦でした。初年度から優勝争いをしていて、あと一歩のところまで来ています。ただ、まだ終わってはないので、より集中して次のホームゲームに臨みたいです」と“優勝決定戦”となる次節へ向けた意気込みを語った。
この日、等々力陸上競技場に集まった大勢のマリノスサポーターは、ウォーミングアップ時に登録メンバー18選手のチャントとともに、メッセージが込められた横断幕を掲げた。エリキに向けてのメッセージは『Erik, corra com sorriso até o fim』。日本語に訳すと『エリキ、最後まで笑顔で走れ』という意味だ。
「(横断幕は)一瞬だけ見えました。というのも、ウォーミングアップ時に集中力を切らしてはいけないですからね。横断幕を掲げてくれること、僕の名前をコールして応援してくれることはすごく嬉しいです。横断幕にも『笑顔』という言葉がありましたよね。僕は小さい頃貧しかったのですが、一日一日を楽しみ、笑顔でいることが大事だと思っています。だからこそ、いつも笑顔。サポーターの方もそういう横断幕にしてくれたんだと思います」
次節は12月7日、ホームに2位FC東京を迎える。マリノスは勝利、引き分けで文句なしの優勝。さらに3点差以内の敗戦でも優勝が決まる有利な状況だが「最後の試合でも勝ちたいと思います」と力を込めたエリキ。J1制覇が決まった瞬間は、きっと最高の『笑顔』が見れるはずだ。
取材・文=三島大輔