べリンガム劇場再び! レアルが5連勝でGS首位通過…ナポリは決勝T進出かけブラガと直接対決へ

2023年11月30日(木)7時52分 サッカーキング

べリンガムの1G1Aの活躍でレアル・マドリードが圧巻のCL5連勝[写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)グループC第5節が30日に行われ、レアル・マドリード(スペイン)とナポリ(イタリア)が対戦した。

 ここまでのグループステージ、貫禄の4戦全勝で首位に立つレアル・マドリード。既に決勝トーナメント進出を決めており、引き分け以上の結果でグループ首位通過が決定する。

 残りの1枠を狙うナポリは現在3位のブラガ(ポルトガル)と勝ち点「4」差の2位につけており、グループステージ突破に向けては有利な状況。同時刻に行われるブラガとウニオン・ベルリンの一戦の結果次第では敗れても決勝トーナメント進出が決定するものの、是非とも勝利で自力での突破を決めたいところだ。

 試合は序盤の9分、アウェイのナポリの得点で動き出す。フヴィチャ・クヴァラツヘリアが左サイドからペナルティエリア(PA)内に対角線のクロスを送ると、走り込んだジョバンニ・ディ・ロレンツォがダイレクトで折り返し、最後はジョバンニ・シメオネ。至近距離からのシュートはGKアンドリー・ルニンがかき出したものの、ボールはゴールラインを割っており先制点が認められた。

 しかしそのわずか2分後、レアル・マドリードがすぐに試合を振り出しに戻す。敵陣でボールを奪ったブラヒム・ディアスからのパスを受けたロドリゴが左サイドから中央へ切れ込み、PA外から目の覚めるような一撃。美しい軌道を描いた強烈なシュートがゴールネット右上に突き刺さった。

 追いついたレアル・マドリードはさらに22分、左サイドのアラバが相手ディフェンスの裏へ正確なアーリークロスを送ると、タイミングよく走り込んだジュード・ベリンガムが頭で合わせて自身今季CL4点目。早い時間帯での逆転に成功する。

 その後も主導権を握ったレアル・マドリードが複数のチャンスを演出するものの、さらなる追加点を奪うには至らず。試合はホームチームの1点リードで折り返した。

 1点のビハインドを負ったナポリは、後半開始からシメオネに代えてヴィクター・オシムヘンを起用。エースFWを投入し、状況の打開を図る。

 すると後半開始直後の47分、勝ち点の欲しいナポリが同点に追いつく。アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサが1度は弾かれた自身のクロスのこぼれ球を拾うと、角度のないところからダイレクトで豪快に右足を振り抜く。至近距離から放たれた威力のあるシュートはGKルニンの肩口を破り、ゴールネットを揺らした。

 同点に追いつかれたレアル・マドリードは終盤にかけてベリンガムを中心に猛攻を仕掛ける。しかし77分、79分と立て続けに迎えたホセルの決定機はいずれも枠を外れるなど、最終局面での精度を欠き、なかなか勝ち越し点を奪うことができない。

 それでも84分、再三決定機を演出していたレアル・マドリードが遂にナポリのゴールをこじ開ける。途中出場のニコ・パスが後ろ向きでボールを受けると、上手く反転しPA外の離れた距離から左足一閃。低弾道のシュートはワンバウンドした後にGKアレックス・メレトの伸ばした手先をかすめ、待望の勝ち越しゴールとなった。

 その後もレアル・マドリードは攻撃の手を緩めない。アディショナル4分には、左サイドを突破したベリンガムが右足アウトサイドで技ありのクロスをファーサイドへ送ると、最後はホセルがダイレクトで確実に決め仕上げの4点目。グループステージ5連勝を決定づけた。

 その後間も無く試合は終了。勝利したレアル・マドリードがグループ首位通過を決めた。一方で同時刻に行われたブラガとウニオン・ベルリンの一戦は引き分けに終わったため、敗れたナポリの決勝トーナメント進出は最終節の直接対決に委ねられることとなった。

 次節グループステージ最終節は12月12日、レアル・マドリードはアウェイでウニオン・ベルリンと、ナポリはホームでブラガと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 4−2 ナポリ

【得点者】
0−1 9分 ジョバンニ・シメオネ(ナポリ)
1−1 11分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
2−1 22分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
2−2 47分 アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ(ナポリ)
3−2 84分 ニコ・パス(レアル・マドリード)
4−2 90+4分 ホセル(レアル・マドリード)

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