【阪神JF】「今の時代は外枠が有利」「差し馬優勢」など 当日まで覚えておきたい5つのデータ
12月1日(日)17時0分 SPAIA

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)
今の時代は外枠有利
12月8日(日)に行われるのは2歳女王決定戦、阪神JF(GⅠ 芝1600m外)。2006年に阪神競馬場が改修されて、一番影響があったのがこの阪神芝1600m外回りといっていい。なので、今回は改修後13年間の成績を見ていく。
改修前はスタートしてすぐにコーナーがあり、外枠は不利だった。ただ、改修後はコーナー2つのいわゆる、ワンターンのコース形態に変わり、次のコーナーが来るまでにたっぷりと距離があるので、外枠でも思ったような位置取りが取れるようになった。
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現にこの13年間で7、8枠で6勝と改修前は1勝しかできなかったのが嘘のよう。コース形態が変わるとここまで成績が変わるものなのか。ただ、1枠の成績は相変わらずいい。開催2週目に行われるだけあって、内有利という傾向は変わらない。単勝回収率も94%とトップなので、気になる馬がいれば押さえておいた方がよさそうだ。
続いて「脚質別成績」。
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開催2週目で内枠が有利ならロスなく立ち回りやすい逃げ、先行が有利かと思えば、逆に差し・追い込みが11勝。阪神外回りは西日本で1番直線距離が長いコースなだけに、決め手のある馬が有利だと認識したい。
関東馬が健闘
2歳馬で体が成長し切っていない馬が多いので、関西に輸送をする関東馬は不利かと思いきや、意外や意外、関東馬が結構馬券圏内に来ている。関西に早くから滞在する馬がいるからといっても、この多さは意外であった。
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続いて「間隔別成績」。
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こちらも意外であったのだが、間隔がある程度詰まっている中2、3週でも馬券圏内に来ている。体ができていないから、一度走ると反動が来て、間隔を開けた方がいいかと思っていた。間隔はあまり気にすることはなさそうだ。
最後に2歳なので収得賞金が似たり寄ったりの馬が多いため、抽選でこのレースに出走してくる馬が多い。その抽選を突破した馬の成績を見ていく。
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実は抽選で出走して、阪神JFで馬券に絡んだ馬は2011年を最後に出ていない。現代の競馬は早くデビューすればするだけ得という番組が組まれているだけに、このような傾向になったのかもしれない。
今年はアルテミスSを着差以上に強い勝ち方をしてきたリアアメリアや、前走叩き合いに敗れたが牡馬相手に大健闘したクラヴァシュドール、直線でふらつきながらも上がり32.8秒の足を使って新潟2歳Sを勝ったウーマンズハートなど粒ぞろいの馬がエントリーしている。
果たして暮れの2歳牝馬ナンバーワンの座に輝くのはどの馬か?12月8日まで楽しみに待ちたい。