激しい外野手争いの一角に食い込めるか ベテラン巨人・長野久義に求められる「2つの役割」とは

2023年12月2日(土)12時47分 ココカラネクスト

背番号「7」の復帰にG党も歓喜した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人・長野久義外野手は12月1日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、倍増となる4000万円(年俸は推定)でサインした。

 2018年以来、5季ぶりに古巣復帰。巨人ファンからも温かく迎えられたベテランは今季、75試合に出場し、打率・259、6本塁打、19打点。シーズン中にはマツダスタジアムの二階席に飛び込む特大アーチを放つなど、衰えぬパワーも示した。

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 来季はルーキー時代からかわいがられてきた阿部慎之助監督がいよいよチームを動かしていく。先輩のためにもV奪回を目指し、腕をぶすシーズンとなりそうだ。

 そのためにまずは激しい外野手争いを勝ち取る必要がある。阿部監督も外野に関しては「白紙」を打ちだし、ナイン間の競争意識の高まりを求めている。外野手の布陣では今季急成長した秋広優人を筆頭に浅野翔吾、萩尾匡也、岡田悠希、オコエ瑠偉、ベテラン勢では丸佳浩、梶谷隆幸などが出場機会を求めてしのぎを削る。その中で長野がどんなパファーマンスを示せるか、注目となる。

 来季40歳シーズンとなるベテランが先頭に立って、チームを鼓舞する働きを示せればそれだけチームの士気も高まる。

 2つめの期待される役割は新任の阿部監督とナイン間のパイプ役にもある。コミュニケーション重視を打ちだしている指揮官だが、自身も口べたと認めているように、シチュエーションによっては指揮官の思いを代弁するなど、チーム内の意思の疎通を図りやすくする側面支援も鍵を握る。とはいえ、長野といえば、全方位的に目配り、気配りの人として知られるだけに、この点は心配なさそうだ。

 帰ってきた背番号「7」は来季どんな勇姿を見せてくれるのか、今後も楽しみにしたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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