B2は制度改変で昇格チャンス増加 スタートダッシュに成功したのは?

12月3日(火)17時0分 SPAIA

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制度の変更でB1昇格のチャンスが広がる

B1に負けじと、リーグ優勝と昇格を目指すB2の戦いが熾烈を極めている。

昨季までは、各地区の優勝クラブと2位クラブの最上位の計4クラブがプレーオフ出場——つまりプレーオフに突入をしたら4クラブしかB1昇格を争う権利を与えられていなかった。しかし、今季はプレーオフ出場枠が8つに広がり、場合によっては地区3位からでもB1昇格が狙えるようになった。

その背景には、昨季、信州ブレイブウォリアーズと群馬クレインサンダーズが自動昇格圏内の2位に入りながら、B1ライセンスが与えられず昇格できなかったという事例がある。多くのクラブにB1昇格のチャンスを与えることが、制度改変の狙いだ。

チームバスケットが信条の仙台と信州が上位に

東地区の首位は仙台89ERS。元々B1に在籍していたチームなだけに力のあるクラブだが、この2年は思うような成績を残せていない。今季は#91片岡大晴が復帰し、桶谷大ヘッドコーチも就任2年目とあってチームの方向性は明確。

他のクラブに比べて外国籍選手への依存が少なく、片岡、#11白戸大聖、#7澤邉圭太が平均2桁得点を記録。日本人選手のみでリーグ1位の46.2点を挙げており、組織的なバスケットが持ち味。他の日本人選手も攻守に適材適所の活躍を見せており、安定感ある戦いを見せている。

中地区は昨季に続き、信州が好調。特徴はディフェンス力で、平均失点はダントツでリーグ1位の64.8。また、被FG%も39.1%と驚異の数字を記録している。#50ウェイン・マーシャル、#55アンソニー・マクヘンリーと核となる選手はいるものの、仙台同様、外国籍選手に頼らないバスケットを展開。ディフェンスでは#12栗原ルイス、#8西山達哉、#10渡邊翔太らガード陣が素晴らしいパフォーマンスを見せている。

昨季はライセンスの問題で昇格を逃しているだけに、クラブとチームが二人三脚で今季こそB1昇格を達成したいところ。

争い激しい西地区 補強に成功した広島がトップを走る

各地区の争いの中でも特に、毎年最後まで予測できない戦いを見せている西地区だが、今季は広島ドラゴンフライズが独走しそうな気配。

昨季も序盤は上位を走っていた広島だったが、外国籍選手の補強に失敗し急降下。プレーオフにすら進めない憂き目を見た。その悔しさからか、今季は熊本ヴォルターズから#30古野拓巳、群馬から#1トーマス・ケネディとB2強豪クラブのエース級を獲得。

古野はケガで戦列を離れているものの、その間に21歳の#32山田安斗夢が活躍。#2朝山正悟、#24田中成也のシューター陣も好調で、3人の外国籍選手も圧倒的な存在感を発揮している。攻守のバランスも良く、古野不在で選手層が薄くなっているガード以外は弱点が見つからない。今年こそ地区優勝が期待できそうだ。

今季、サプライズチームとなっている香川ファイブアローズ。毎年下位に沈んでいたが、平均32.6得点で目下得点王の#30テレンス・ウッドベリーに引っ張られるように、リーグ屈指の攻撃型チームに。接戦にも強く14勝のうち8勝が10点差以内で、14勝5敗とBリーグが始まって以来最高のスタートを切っている。

また、#34兒玉貴通を筆頭に得点力が高い日本人選手が多く、平均得点はリーグ1位の85.7、ORtgもリーグ2位の105.8。選手層が薄い上に、今後は強豪クラブとの対戦が増えるため、厳しい戦いとなりそうだ。この勢いを持続させて上位クラブに一矢報いたい。

一方、躍進が期待されていた熊本はディフェンスが機能せず、勝率5割以下と苦戦を強いられている。80点超えの失点はともかく、DRtgは10勝以上のクラブで最下位。ディフェンスの数字もリーグ下位の数字が続いている。#11石川海斗の奮闘で何とか持ち直してはきているが、広島に50点差で敗れるなど大敗も多い。

これはチームが安定していない証拠。そのため、ディフェンスの立て直しが急務となる。また、復調すれば西地区の争いがさらに激しくなるのは必至。一昨季と昨季に、あと一歩のところで昇格を逃す苦杯をなめているだけに、リーグを盛り上げるためにも巻き返しを期待したい。

SPAIA

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