ミック、2021年のF1デビューに不安なし「ハースの復活を少しも疑っていないよ」【ミック・シューマッハー インタビュー】

12月4日(金)19時10分 AUTOSPORT web

 FIA-F2タイトル獲得間近のミック・シューマッハーの、2021年シーズンF1デビューが決まった。ロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセンに代わって、ニキータ・マゼピンとともにハースでルーキーコンビを組む。「3歳の頃からの夢が実現した」と喜ぶミック。F1界にとっても、シューマッハーというビッグネームが戻ってくることを歓迎する声は多い。


 一方で下位カテゴリーのF3とF2に2シーズンずつかけてきたことから、実力を疑問視する関係者もいる。しかしミック本人は、「着実に結果を残すのが僕のやり方」と、意に介していなかった。インタビューでは「47」というカーナンバーの選択理由、そして2020年シーズン最終戦アブダビGPからのF1デビューの可能性についても語った。


──ハースからのF1デビュー、おめでとう。まずは今の気持ちから聞かせてください。あなた自身、そしてご家族がどう思っているのかも。
ミック:もちろん、ものすごく嬉しい。3歳の時から追い求めた夢の実現だからね。家族ももちろん喜んでるけど、プライベートなことについてはあまりコメントしたくないかな。


──具体的にどの時点で、F1に行けるという確信が持てましたか。
ミック:F2の1年目はなかなか結果が出せず、2020年シーズンも序盤は苦しい時期を過ごした。それでも決して、F1に行くんだという強い気持ちを失うことはなかったね。具体的にいつからというのは言えないけれど、好結果が出るようになって自然に、という感じかな。2018年にF3チャンピオンになった時から、自分のドライバーとしての能力には大きな自信を持ってきたわけだけど。


──偉大な世界チャンピオンの息子として、あなたはずっと普通のドライバー以上の注目を浴び、プレッシャーも大きかったはず。それに対しては、どう対処してきましたか。そして2021年からはF1ドライバーとして、さらなるプレッシャーがかかることになると思いますが。
ミック:確かにずっと注目を浴びてきたけど、それはもう生まれつきのことだったしね。だからこそ、結果を出せたという部分もあると思うし。来年からもそこは同じだと思うし、自分を見失わずにやって行くしかないね。


──あなたはF3、F2で、2年ずつ費やしています。同じフェラーリアカデミー出身のシャルル・ルクレールとは、少し違うキャリアの送り方ですね。
ミック:よく聞かれることだけど、それが僕のやり方だ。着実に結果を残す。それがベストだと、信じているからね。


■チームメイトのニキータ・マゼピンとは「一緒にチームを盛り立てて行けたら」


──ハースはこの2年不振に沈み、2021年はルーキーふたりでの再出発です。そのことに不安は感じてない?
ミック:全然。ハースは実績も経験もあるチームだし、スタッフも素晴らしい人たちばかりだ。不安はないし、来季の復活を少しも疑っていないよ。


──2021年のチームメイトとなるニキータ・マゼピンとはF2でも戦ってきた相手ですが、来季は彼を凌ぐ速さを発揮できそうですか?
ミック:ニキータとは2013年からの古い付き合いになる。トニーカートで、チームメイトだったこともある。最高峰のカテゴリーで、再びいっしょに走れることにすごく興奮しているよ。来季からは彼と戦うというよりは、一緒にチームを盛り立てて行けたらと思っている。


──カーナンバーは、すでに決めた?
ミック:47に決めた。


──理由は?
ミック:少し愉快なミックスなんだけど、まず4と7が僕の好きな数字なんだ。4はF3チャンピオンになったときの数字だし、7はすごく身近な数字でもある。でも両方ともすでに取られているし、それじゃあと47にした。僕の家族の誕生日をすべて足すと、47になるしね。


──F1デビュー年は、特に何を心がけようと思っていますか。
ミック:自分のドライビングに、さらに磨きをかけること。F1の世界に慣れること。そのためにハースというチームからデビューできるのは、最良の選択肢だと思っている。そして何よりも、さっきも言ったように、ハースの戦闘力を上げることだね。


──もし最終戦アブダビGPでロマン・グロージャンに代わって参戦することができるとしたら、その準備はできていますか。
ミック:自分としては、準備はできていると思いたい。3回のフリー走行があるから、学ぶには十分だ。ぶっつけ本番だし、決して簡単な挑戦だとは思わない。でも来年に向けての、いい準備にもなるよね。

2020年FIA-F2ランキングトップで最終戦に臨むミック・シューマッハー
2020年FIA-F2ランキングトップで最終戦に臨むミック・シューマッハー

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