モンテディオ山形が来季こそJ1昇格を果たすために絶対手放せない選手トップ5

2024年12月4日(水)15時0分 FOOTBALL TRIBE

モンテディオ山形 写真:Getty Images

2024シーズンも終盤戦にかけて急激に調子を上向かせ、第37節が終了した時点でプレーオフ圏内の5位へと浮上。最終節も6位ジェフユナイテッド千葉との直接対決を4-0と制し、4位で3年連続となるJ1昇格プレーオフ進出を決めたモンテディオ山形。しかし、12月1日に行われたファジアーノ岡山とのプレーオフ準決勝では前半に2点を失い、後半には数的不利となるなど苦戦。終盤にはダメ押しの3点目も奪われ、今季も昇格は叶わなかった。


今シーズン開幕前、MF氣田亮真やMF坂本亘基といったJ2で実績のある選手たちを多く補強。守備陣を中心に少なからず主力の流出があったものの、J2優勝も狙える陣容を整えていた。しかし、開幕こそ2連勝と快調な滑り出しを見せたが第3節から3連敗。以降もホームで白星を挙げるもアウェーで黒星と連勝ができず、勝ち点を思うように積み上げられないまま前半戦終了の時点で14位と上位争いから大きく遠ざかっていた。夏の補強を経て後半戦では終盤の9連勝を含め14の白星を挙げたことを踏まえると、前半戦が大いに悔やまれる結果になったと言えよう。


当然のことながら来季求められるものは昇格のみ。それも、3年連続敗退していることでプレーオフに良い印象を持てないだけに、これまで以上に自動昇格圏入りが強く求められる。そのためにも、今冬は戦力を維持しつつ新戦力を迎えたいが、J2上位勢の宿命とも言うべきか活躍した主力選手を中心に流出の懸念は尽きない。もちろん所属するすべての選手が重要な戦力であることに変わりはないが、ここでは特に山形が手放したくない選手を5名ランキング形式で紹介していく(期限付き移籍中の選手は対象外とする)※12月3日時点の情報に基づく。


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モンテディオ山形のサポーター 写真:Getty Images

5位:高橋潤哉


今季の開幕2連勝の立役者であるFW高橋潤哉。開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦では途中出場から2ゴール。続く第2節の栃木SC戦でもゴールを決めるなど、シーズン序盤からチームに勝利をもたらす働きを果たしていた。シーズン後半戦に入って以降はベンチスタートとなるゲームも増えたが、それでも最終的にシーズンを通してチームトップの11ゴールを挙げている。


中盤を支えたMF髙江麗央やMF小西雄大、守備の要であるDF西村慧祐も貢献度の高さでは上位に入るだろう。しかし、途中出場からでもゴールやアシストといったゲームを決定づける役割を果たした高橋の活躍がなければ、シーズン後半の追い上げも難しかったと言えることから手放せない選手5位とした。




國分伸太郎 写真:Getty Images

4位:國分伸太郎


昨季はチームトップタイの6アシストとチャンスメイクで大きく貢献したMF國分伸太郎。今季も中盤中央や左サイドから攻撃に絡み、鮮やかなプレーを数多く見せていた。シーズン前半は1ゴールとなかなか決定的な仕事をできずにいたが、後半戦に入り特にMF土居聖真の加入以降は見せ場も増えた印象だ。


華麗なループシュートでのゴールや鋭く背後を突くスルーパスなどで技術の高さを披露。シーズン終盤の9連勝中には1ゴール4アシストと多くのゴールを生み出した。すでに土居の契約更新が発表された今、来季も國分は今季と同等あるいはそれ以上の活躍の出来る可能性が高いことから、手放せない選手4位とした。※12月4日契約更新発表


後藤雅明 写真:Getty Images

3位:後藤雅明


2022シーズンに加入して以来、絶対的な守護神として山形のゴールを守るGK後藤雅明。今季もリーグ戦全試合に出場して、プレーオフ進出に大きく貢献している。山形は昨季終了後、DF野田裕喜やDF小野雅史といった最終ラインの主力がチームを離れた。新戦力を迎えて守備を再構築するにあたり、後藤がチームに残っていたことは極めて価値のあるものだったと言えよう。


PKストップや至近距離からのヘディングシュートを防ぎきるなど、要所で好セーブを連発。シーズンを通して安定したパフォーマンスを披露し、チームに勝ち点をもたらし続けた。シーズン前半戦なかなか勝てない時期があった中でも、今季の総失点は36とリーグで4番目に少ない。もちろん、チームとしての結果であるが後藤の存在が大きかったことも事実であることから手放せない選手3位とした。




ディサロ燦シルヴァーノ 写真:Getty Images

2位:ディサロ燦シルヴァーノ


2022年にシーズン途中で当時所属していた清水エスパルスから山形へ期限付きで加入し、17試合で8ゴールを挙げてプレーオフ進出へ貢献したFWディサロ燦シルヴァーノ。今夏の新戦力として帰ってきたストライカーは、今回もチームをプレーオフへと導く役割を果たしている。


第27節のV・ファーレン長崎戦で加入後初ゴールを挙げると、第31節からは4試合連続ゴールを挙げるなど高い得点力を発揮。途中加入ながら14試合で8ゴールとチーム2位となる得点数を挙げた。来季こそ前半戦から上位でシーズンを戦うためにも、安定した得点源は極めて重要。過去ギラヴァンツ北九州でJ2を戦った2020シーズンには35試合で18ゴールを挙げており、シーズンを通して出場が叶えば十分に計算が立つ選手なことから手放せない選手2位とした。※12月4日契約更新発表




イサカ・ゼイン 写真:Getty Images

1位:イサカ・ゼイン


昨季は加入1年目ながら40試合出場で6ゴール5アシストと、サイドで強烈な存在感を放ったMFイサカ・ゼイン。今季も切れ味鋭い動きは変わらず、37試合に出場して5ゴール7アシストをマーク。多くのチャンスに絡んでチームのプレーオフ進出に貢献している。


背後を取る動き出しやサイド深い位置への侵入から丁寧なラストパスやクロスを供給しゴールを演出。自らもカットインからコースを突くシュートで得点を挙げるなど、多くの決定機に絡んだ。攻撃陣はJ2でも屈指の実力者が揃う山形の中で、イサカの活躍ぶりは頭一つ抜けたものであることから手放せない選手1位とした。

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