米移籍要望の日本ハム有原、高校時代からの夢ぶれず

12月4日(水)18時26分 日刊スポーツ

契約更改交渉を終え笑顔で会見に臨む日本ハム有原(撮影・佐藤翔太)

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日本ハム有原航平投手(27)が4日、札幌市内の球団事務所で臨んだ契約更改交渉の席で、早ければ来オフにポスティングシステム(入札制度)を利用した米大リーグ移籍の容認を球団に求めた。球団側は同様の意向を持つ西川遥輝外野手(27)と同じく、来季の成績やチーム状況などを踏まえて判断する。来季年俸は7500万円増の1億4500万円でサイン。最多勝右腕が、高校時代から温めてきた思いの実現へ、動きだした。(金額は推定)
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エースに成長した有原が、堂々と偽らざる思いを球団にぶつけた。契約更改交渉の場で「今年こういう成績を残せて、来年チームを引っ張れるような、しっかりとした成績を残して“向こう”に挑戦したい、という思いは伝えさせてもらった」。“向こう”とはメジャーリーグだ。海外FA権取得までは4シーズン以上かかる見通しで、30歳を超えてしまう。「早く行けるに越したことはないので」と、早ければ来オフにもポスティング移籍の容認を求めた形だ。
入団時も球団には伝えていた。振り返れば、広陵(広島)時代からあこがれ続け、将来的な目標に置いていた舞台だ。「投げているボールとかもすごいですし、見ていて面白いなと思う。そういうレベルに挑戦したい」という気持ちは、早大を経てプロ入りした後もぶれなかった。ともにプレーしたエンゼルス大谷の存在も「すごく刺激になります」と向上心をあおられてきた。
もちろん、来季は今季以上にチームに貢献することが、夢の始まりにつながると承知している。「しっかりと成績を残さないといけない。そういう気持ち(メジャー移籍志望)を持ちつつ、とにかくチームが優勝できるように、1年間頑張っていきたい」。エースとしてチームを日本一に導き、メジャーへ−。これが、来季以降の青写真となる。
今オフは西川も同様の意向を示したばかり。球団としては現時点で容認するか、否かは決めていない。両者とも来季の成績やチーム状況、メジャー情勢など多角的な視点からの判断になる。判断基準の1つとなるチームへの貢献度について、吉村GMは「今年は最多勝も取って日本を代表する投手となった。入団以来、成績も残している。それはこちらも認めている」と話した。
大幅昇給で名実ともエースとしてのフル回転が期待される来季へ、有原は「責任感は出てくると思う。本当に来年はチームを引っ張っていけるような成績を残したい」。覚悟の決まった言葉に、力がこもった。【木下大輔】
◆ポスティングシステム 海外FA権を持たない選手が、米球界に移籍できる制度。譲渡金支払い意思のある米球団と交渉できる。日本球団への譲渡金の額は、選手が結んだ契約総額に応じて決まる。日本ハムでは05年11月に入来祐作投手が初めて利用し(入札なし)、11年オフにダルビッシュ有投手、17年オフには投打二刀流の大谷翔平が利用。今オフは有原と同様に西川遥輝外野手が早ければ来オフにも利用したいと表明した。

日刊スポーツ

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