巨人は生え抜きの吉川尚輝と戸郷翔征が連覇へのキーマン

12月4日(水)6時0分 SPAIA

巨人の吉川尚輝ⒸSPAIA

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5年ぶりのセ・リーグ制覇

3度目の就任となった原辰徳監督率いる巨人は、丸佳浩炭谷銀仁朗といったFA選手や、クリスチャン・ビヤヌエバ、ライアン・クックといったメジャーリーガーを補強した甲斐もあり、2014年シーズン以来5年ぶりにセ・リーグ制覇を成し遂げた。

2018年ドラフト1位の高橋優貴や6位の戸郷翔征、育成1位の山下航汰など新人も一軍での出番を勝ち取った。さらに、坂本勇人岡本和真、阿部慎之助といった生え抜きの核となる選手も結果を残している。日本シリーズではソフトバンクに4連敗したが、2020年シーズン以降に向けてバランスよく結果を残し、悪くない戦いができた。

セ・リーグ2連覇へ向け、既存戦力の底上げは必須。ところが、このオフに大きな補強ができておらず順風満帆とは言い難い。国内FA宣言をした美馬学と鈴木大地の争奪戦に参戦したが獲得には至らず、新外国人選手としてヘラルド・パーラを獲得したものの、それだけでは心もとない。

「1番・二塁」の吉川尚輝の状態が鍵

2019年シーズンの巨人にとって大きな痛手となったのが、吉川尚輝の戦線離脱だろう。「1番・二塁」で開幕スタメンを掴んだ吉川尚は、11試合で打率.390(41打数16安打)と好発進。しかし、腰痛で登録を抹消された4月14日以降、一軍復帰することはなかった。

すでに実戦には復帰しており、2020年シーズンの戦力にも含まれてはいるが、ポジションを確約されているわけではない。チーム事情を考えると二塁に収まるのがベストだろうが、二塁であれ練習を始めている外野であれ、争わなくてはならない。

吉川尚の離脱後は、若林晃弘(57試合)、山本泰寛(41試合)、田中俊太(24試合)、増田大輝(8試合)、吉川大幾(2試合)の5人がスタメン起用され、固定しなかった。長年の懸念事項である二塁を吉川尚が埋めることで内野は安定するはず。

同時に、一番も埋めるとなれば心強い。チームトップとなる72試合で1番を務めた亀井善行は、2020年で38歳。年間通して1番打者でフル出場は少し酷だ。となれば、若い吉川尚を1番に据えたいところだろう。「1番・二塁」を埋める吉川尚が巨人打線の鍵を握る。

高卒2年目となる戸郷翔征はローテーション入りなるか

2020年シーズンの投手陣は少し苦しい。2019年シーズンに投手三冠の活躍を見せた山口俊がポスティングシステムを用いて、MLB移籍を目指すことになったからだ。エースの菅野智之は健在だが2019年シーズンは腰痛の影響もあり、プロ入り後初めて規定投球回に到達しなかった。

そのため、若い選手の台頭が望まれている。そのなかで注目したいのが戸郷である。高卒1年目に一軍デビューを果たし、2試合目で初勝利。優勝が決まった後の試合だったとはいえ、中継ぎで4回無失点、7奪三振と結果を残した。

クライマックスシリーズや日本シリーズで出番を得ていることから、その期待の高さがよくわかる。もちろん先発ローテーションを確約されている立場ではない。春のキャンプとオープン戦で結果を残す必要はあるが、高卒2年目の右腕がローテーションに入ってくれば、チームは活性化するだろう。

補強が多いチームではあるが、ドラフト下位の高卒右腕がものになることで死角はなくなってくる。はたして戸郷は先発投手陣の救世主となれるだろうか。

※数字は2019年シーズン終了時点

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