日本ハム 大田、1億の大台も浮かれず「しっかりしないと」芽生えた主力の責任感

12月4日(水)12時58分 スポーツニッポン

会見後、巨大印鑑を持ってポーズする日本ハム・大田(撮影・高橋茂夫)

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 野球担当記者にとって新入団選手発表会見や契約更改交渉はオフの恒例行事だ。新入団発表会見では、新人選手のキラキラした希望に満ちた言葉が並ぶ。契約更改交渉後の会見では、その年に活躍した選手は笑顔あふれる会見となるが、不本意な成績に終わった選手はやはり悲壮感に満ちた言葉が並ぶ。

 3日に契約更改交渉を行った日本ハム・大田は笑顔あふれる会見になると思っていた。今季は132試合に出場し、打率・289、20本塁打、77打点はいずれもキャリアハイ。今季年俸6500万(推定)から大台の1億円到達はほぼ間違いないと予想していたからだ。大田本人も昨年の契約更改交渉後の記者会見で、年俸1億円について「見栄えがいい」とこだわりを口にし「大台に到達したら言いますよ」と話していただけに、堂々の宣言となるかと思っていた。だが、3日の会見では「ご想像にお任せします」とにやりと笑っただけ。「しっかりと評価していただいて、しっかりとしたお給料をもらえるのはうれしいこと」と当然満足はしているが、「まだまだ通過点」と話したように大台到達で芽生えたのは主力としての責任感だった。

 巨人時代の最高年俸は2100万円。「高卒ドラ1で巨人に入ったけど、いっても年俸2000万円くらい。それくらいの仕事しかできていなかった」と振り返る。それが17年の日本ハム移籍後は着実に成績を上げて在籍3年で大台に達した。それでも「言動、立ち居振る舞いをしっかりしないといけない」と1億円プレーヤーとして新たな境地に足を踏み入れたからこそ、大台突破にも浮かれた様子はなかったのだろう。

 「遠回りなのか近道なのか選手によって違いはあるけど、(現役生活を)長くやりたい。20年はやりたいね」。沖縄での秋季キャンプでは太陽が落ちても黙々と室内練習場で打ち込む姿があった。不動の地位をつかみつつあっても、大田の中にあるのは「やらないと足元をすくわれる」という危機感。「野球がうまくなりたい、もっともっと打ちたい向上心は年々高まっている」と話す大田の表情はキラキラと輝いていた。(記者コラム・東尾 洋樹)

スポーツニッポン

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