B1リーグ・三河、渋谷との激闘で1勝1敗のドロー

2022年12月5日(月)16時18分 ココカラネクスト

 12月3日(土)、12月4日(日)シーホース三河は、ホームのウイングアリーナ刈谷にサンロッカーズ渋谷を迎えて戦った。

 3日に行われたGame1、中地区1位と勢いのある渋谷との戦い、第1Qは渋谷の激しいディフェンスに苦戦。それでも西田がドライブで切り崩すと長野がアタックからフリースローで加点など食い下がる。相手に3Pシュートを立て続けに許し、11−23で終了。迎えた第2Qは橋本の3Pシュートも決まり、反撃に転じる。終盤はガードナーのドライブで1点差に迫ると、勢いのままガードナーのパワーで押し込み、44−43と逆転して後半へ。

 第3Qも互角の戦いを続ける。まずはシェーファーのカットインで先制するが相手もすぐに切り崩してくる。61−61と一進一退の攻防を続け、最終Qへ突入する。

 白熱の戦いは第4Qも続く。終盤まで大熱戦を繰り広げ、残り1分で長野の3Pシュートで試合を決めたかと思われたが、渋谷のケリーにすぐに点を奪われ、81−81と同点のまま、今季初のオーバータイムにもつれこんだ。オーバータイムに入ると三河は果敢に攻撃に出る。西田のボーナススロー、ガードナーのパワーアタックで6点のリードを奪う。さらに得点を重ね、最後まで食い下がる渋谷を97−91と振り切った。

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 迎えたGame2、前日に悔しい敗戦となった渋谷が全力で三河に襲い掛かる。第1Qは18-20の2点ビハインドで終了。迎えた第2Q、三河は西田が必死のドライブで切り崩すも、25−41と16点のビハインドで前半を終える。

 後半に入ると渋谷はさらに勢いを増す。第3Qは渋谷のマカドゥに連続で8得点を奪われる。その後もジョーンズ、ケリーを中心に得点を許し、36−61で終了。意地を示したい第4Q、三河はガードナーのアタックで先制するも、渋谷も攻撃の手をゆるめない。最終的に61−81と20点差をつけられて敗れた。

—試合結果—
2022年12月3日(土)
三河 〇 97 – 91 ● 渋谷
(三河通算成績 6勝9敗)

1Q 三河 11–23 SR渋谷

SR渋谷のディフェンスに苦戦し、二桁ビハインド

スターティング5は、#4細谷、#18角野、#19西田、#22シモンズ、#32シェーファー。

SR渋谷のハードなディフェンスにリズムを崩され、#27石井、#34ケリーの連続3Pシュートで先行される。それでも積極的にリングに向かう姿勢を貫き、#19西田がドライブで切り崩すと、#7長野がアタックからフリースローで加点、#22シモンズもリバウンドで粘って食らいつく。

SR渋谷に立て続けに3Pシュートを沈められて12点のビハインドを背負うが、#54ガードナーのキックアウトから#21橋本が3Pシュートを射抜いて盛り返す。しかし終了間際にSR渋谷#5ジョーンズに3Pシュートを決められ、11-23で1Qを終えた。

2Q 三河 44–43 SR渋谷 (三河 33–20 SR渋谷)

中村 3Pシュート4本、16得点の大爆発で逆転に導く

スタートは、#1中村、#7長野、#13ジャワト、#21橋本、#54ガードナー。

#54ガードナーのフェイダウェイで先制するも、SR渋谷#12西野に3Pシュートを決められ、この試合最大となる13点差をつけられる。

すぐに#21橋本の3Pシュートで反撃を開始すると、#54ガードナーもパワーアタックでバスケットカウントをもぎ取る。さらに#21橋本、#1中村の連続3Pシュートで4点差に迫るが、SR渋谷も3連続3Pシュートで応戦する。

SR渋谷#34ケリーに連続で9得点を献上するが、#1中村が3Pシュート3本を含む11得点を稼いで一歩も引かない。残り31秒に#54ガードナーのドライブで42-43と1点差に肉薄すると、残り1秒、#54ガードナーのパワーで押し込み44-43と逆転して後半へ入った。

3Q 三河 61–61 SR渋谷 (三河 17–18 SR渋谷)

ワンポゼッション差のシーソーゲームに、同点で最終Qへ突入

スタートは、#4細谷、#18角野、#19西田、#22シモンズ、#32シェーファー。

#32シェーファーのカットインで先制するが、SR渋谷もすぐに#9ベンドラメのドライブで返上。#22シモンズがリバウンドで泥臭い働きを見せてリードを保つが、開始3分にSR渋谷#73田渡に3Pシュートを決められて逆転を許す。

粘り強いディフェンスから走る展開に持ち込み、#32シェーファー、#22シモンズのダンクで3点リードするが、SR渋谷は再び#73田渡の3Pシュートで踏みとどまる。一進一退のまま、61-61の同点で最終Qへ突入した。

4Q 三河 81–81 SR渋谷 (三河 20–20 SR渋谷)

40分で決着つかず、今季初のオーバータイムへ

スタートは、#1中村、#7長野、#13ジャワト、#21橋本、#54ガードナー。

#54ガードナーを中心にオフェンスを展開し、#13ジャワトのゴール下の合わせで先手を取るも、SR渋谷にセカンドチャンスから得点され逆転を許す。

序盤はSR渋谷に先行されては三河が追いつく展開が続くが、#1中村のミドルシュート、#7長野とのコンビプレーで#54ガードナーが得点、開始4分に#54ガードナーのキックアウトから#19西田が3Pシュートを決めて72-72と並ぶ。

#22シモンズのリバウンドから#19西田が得点で逆転すると、ブースターも激しいクラップで圧力を掛けてSR渋谷のフリースローを落とさせて逆転を許さない。

終盤まで手に汗握る大接戦が続き、残り1分に#7長野の3Pシュートで前に出るが、SR渋谷#34ケリーに81-81の同点にされると、両チームともにスコアを動かせず、今季初のオーバータイムにもつれ込んだ。

OT 三河 97–91 SR渋谷 (三河 16–10 SR渋谷)

アリーナ一丸でSR渋谷の猛追を振り切る

スタートは、#1中村、#7長野、#19西田、#22シモンズ、#54ガードナー。

#19西田のドライブで先制。#19西田と#54ガードナーのコンビプレーで崩して#54ガードナーがフリースローで加点。#1中村のフェイダウェイ、#19西田のボーナススローで点差を広げ、残り1分に#54ガードナーのパワーアタックで91-85と6点のリードを奪う。

さらに#54ガードナー、#22シモンズのフリースローで得点を重ね、残り30秒に95-85と二桁リードを築くと、ファン・ブースターの大青援を受けて最後まで食い下がるSR渋谷を振り切り、97-91で勝ち切った。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

出だし1Qは、相手のブリッツとかハードショーとかに惑わされて、圧迫されて悪い入り方をしてしまったのですが、途中から持ち直して後半から、我々のやりたいことが徐々にできるようになりました。

最後までどっちに転ぶか分からないゲームでしたが、選手たちが最後まで諦めないでしっかりチームのやるべきことを遂行してくれました。

点数が取れるようになってきたので、あとはリバウンドを取られたりなど、もったいないミスを直していけばもっと良くなると思います。

試合・練習をやりながら成長していければと思います。

—試合結果—
2022年12月4日(日)
三河 〇 61 – 81 ● 渋谷
(三河通算成績 6勝10敗)

1Q 三河 18–20 SR渋谷

一時は二桁ビハインドも2点差に押し戻す

スターティング5は、#4細谷、#18角野、#19西田、#22シモンズ、#32シェーファー。

SR渋谷にリバウンドから先制されれば、すぐに#22シモンズがリバウンドで取り返し。ターンオーバーからの速攻で失点すれば、#18角野がファストブレイクで決め返しと、序盤から激しく火花を散らす。

オールコートで激しく当たるSR渋谷のディフェンスに立て続けにターンオーバーを誘発されて4-18とリードを許すが、#7長野がドライブで悪い流れを断ち切ると、#54ガードナーがバスケットカウントで続き、リバウンドから#19西田が走って反撃に転じる。

チームファウルが5つに達する苦しい状況の中でもハードなディフェンスを継続し、#21橋本の3Pシュート、#19西田のファストブレイクで追撃。残り30秒に#54ガードナーがパワーで押し込み、18-20と2点差に迫る。

2Q 三河 25–41 SR渋谷 (三河 7–21 SR渋谷)

シュート確率18.8%とオフェンスが失速し、16点差で後半へ

スタートは、#1中村、#7長野、#13ジャワト、#21橋本、#54ガードナー。

両チームともに激しいディフェンスを継続してやや堅い立ち上がりに。SR渋谷にアウトサイドから連取されて7点のリードを許すが、#19西田との2メンゲームで#54ガードナーが得点、#7長野のカットインで応戦する。

しかしその後はシュートがリングに嫌われて得点が伸ばせず、SR渋谷#34 ケリーの連続得点、#5ジョーンズの3Pシュートなどで1-16のランを作られる。#19西田がドライブで切り崩すも、16点のビハインドで前半を終える。

3Q 三河 36–61 SR渋谷 (三河 11–20 SR渋谷)

SR渋谷の得点を止められず、25点ビハインドで最終Qへ

スタートは、#7長野、#18角野、#19西田、#32シェーファー、#54ガードナー。

#18角野のファストブレイク、#54ガードナーがアタックからフリースローで得点するが、SR渋谷#14マカドゥに連続で8得点を奪われ、開始4分に点差を20点の大台に乗せられる。

オフェンスに勢いが出ない中、#19西田のカットイン、#54ガードナーの1on1でつなぐが、SR渋谷の得点を止めることができず点差を詰めることができない。その後もSR渋谷#5ジョーンズ、#34ケリーを中心に得点を重ねられ、25点のビハインドを背負う。

4Q 三河 61–81 SR渋谷 (三河 25–20 SR渋谷)

ガードナー、ジャワトが意地を見せるも、20点差で完敗

スタートは、#1中村、#4細谷、#13ジャワト、#21橋本、#54ガードナー。

#54ガードナーのアタックで先制するが、SR渋谷#34ケリーのバスケットカウント、#5ジョーンズのリバウンドで返上されて波に乗り切ることができない。

それでも#13ジャワトが#22シモンズのゴール下をアシスト、さらにスティール、ブロックショットから立て続けにファストブレイクを繰り出して意地を見せる。

#54ガードナーも連続でファストブレイクから得点し、#1中村のミドルシュート、#4細谷の3Pシュートで反撃するが、SR渋谷は最後まで攻め手を緩めず、20点差で完敗した。

シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一  試合後コメント

完全にターンオーバーの差です。

ターンオーバーからの得点を相手に28点取られて、我々は8点ということで、点数を取れない中で焦ってパスミスというのが最初から最後までありました。

外国籍がひとりいないというのもあって、体力的な負担が大きくなってしまったのかなと反省しています。

今日はディフェンスゲームというか、相手の3Pシュートも抑えましたし、我々も入らない相手も入らないという状態だったんですけれど、ミスした分相手に得点を”あげちゃった”ということだと思います。

ハイスコアのチームを81点で抑えたことは良かったんですけれど、今日はオフェンスが良くなかったという状態です。

サンロッカーズ渋谷の伊佐ヘッドコーチは、ブレないで自分たちのバスケットを昨日も今日もやっていたので、我々が冷静にやれば良かったと思います。

ココカラネクスト

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