巨人・中田「生涯巨人」で課せられた「あのロマン砲」育成

2022年12月5日(月)11時53分 ココカラネクスト

(C)CoCoKARAnext

 今季途中から4番も務めた巨人の中田翔内野手(33)は2日に行った契約更改交渉で、1億5000万円から倍増となる3億円で3年契約を結んだ。(年俸は推定)

 「もっともっと気を引き締めて頑張らないといけないと思いました」と神妙な表情を見せた中田。 

【関連記事】原巨人 年俸1億超えの投手が挑む「悪しき前例」打破


 予想通りの大幅昇給を勝ち取った。今季前半戦は2度の二軍落ちを経験しながらも、ファームでは長嶋終身名誉監督からのアドバイスもあり、コンパクトなフォームに改造。特に夏場は7月の月間打率・373、8月は・322と好調をキープ。8月中旬から不振の岡本和に代わって4番も務め、存在感を示したシーズンとなった。今季は109試合に出場し打率・269、24本塁打、68打点。

 チームとしてもV奪回を目指す来季に向けて「自分の中で自己最高の結果を残したい、それだけです」と力強く意欲を示した。

 一方、大型複数年契約提示と今や「チームの顔」にも認められた中田には「ミッション」もささやかれている。

 「ロマン砲、秋広の覚醒です。中田を慕い昨年から自主トレを共にしていますが、勝負の来季に向けてもう一皮むけたいところ。中田が後輩に向け、どんなアドバイスを送るのかも注目されています」(放送関係者)

 「55番」の後継者で中田の1番弟子ともいわれる秋広優人外野手(20)はプロ2年目の今季一軍出場なし。2メートル、95キロと恵まれた体格からなる豪快な打撃が期待されている。秋季キャンプでは原監督自ら、マンツーマン指導を受けたことも話題を呼んだ。

 そんな秋広の課題といえば「練習ではいいのですが、試合になるとなかなか力が発揮できない。メンタル面強化も求められています」(同)

 その点、日本ハム時代に3度の打点王に輝くなど勝負強さで知られる中田ならば「勝負に向かうメンタルの整え方」も教えられると期待されているという。

 昨年の自主トレでは線の細い秋広に対し、毎日約9合を食べさせる「食トレ」も話題に。2年目となる今オフの自主トレはさらに増量し「12合は食べさせようかなとは思ってます」とニヤリ。

 本格覚醒が待たれるロマン砲が今オフ、心身共にパワーアップが図れるか。V奪回への大事なピースを担うことになる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ