ロッテ佐々木朗希が最高条件で入団合意 過去の最高条件入団者は?

12月5日(木)6時0分 SPAIA

大船渡高校の佐々木朗希ⒸYoshihiro KOIKE

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佐々木は最高条件で入団合意

2019年ドラフト会議の目玉であった大船渡高校の佐々木朗希が入団合意に達した。すでに160キロを超えるストレートを投げており、大谷翔平(エンゼルス)が記録した165キロ超えはもちろん、170キロ到達も決して夢ではないだろう。

そんな佐々木は契約金1億円(出来高5000万円)、年俸1600万円の最高条件で契約したと報じられた(金額は推定)。上限ができた1994年以降、高卒選手では17人目(同年度となる奥川恭伸含む)となる。ロッテでは昨年の藤原恭大についで2人目のことだ。この金額が球団の佐々木にかける期待の大きさと言ってもいいだろう。

過去に高卒で上限の契約を勝ち取った選手達は、どのような成績を残してきたのだろうか。少し振り返ってみたい。

最高条件入団者からメジャーリーガーは5人

今年の佐々木と奥川を含め、1994年以降、17名の高卒選手が最高条件で入団している。言うまでもないが、いずれもドラフト1位の金の卵である。同一年度に複数の選手が最高条件で入団したのは、昨年の藤原恭大(大阪桐蔭→ロッテ)と根尾昂(大阪桐蔭→中日)に続いて5回目となった。

高卒で最高条件で契約した選手ⒸSPAIA

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また、2010年以降、最高条件で入団した選手が存在した年は6回目となり、そのうち4回は複数の選手が最高条件を手にしているのも興味深い。同世代に逸材が集中していたのである。

MLBに戦いの場を移した選手も多数いる。2013年の松井裕樹以降はFA、ポスティングとどちらも現実的ではない。そう考えると、2012年の大谷以前の9選手中半数以上の5人(松坂大輔ダルビッシュ有田中将大、菊池雄星、大谷翔平)がMLB移籍を果たしているのは驚異的な数字だろう。

意外?新人王は松坂と田中の2人だけ

ドラフト1位の選手でも一軍で結果を残すことができなければ、早い段階で戦力外を通告される場合もある。だが、最高条件で入団した高卒選手はいずれも現役生活が長い。2019年シーズンで現役を引退する寺原隼人が初めてユニフォームを脱ぐ選手となる。その他の選手達は入団した球団と異なるケースはあれど、2020年シーズンも現役を続行する。ドラフト1位の金の卵ということもあり球団も長い目で見ていた可能性はあるが、怪我で長期の離脱があった由規の例は別として、いずれの選手たちもしっかりと結果を残してきた。

ただし、初年度から新人王クラスの活躍が見込めるかというと、決してそういうわけではない。初年度に新人王を獲得したのは松坂と田中の2人だけ。そもそも高卒選手が新人王を受賞する例は多くないが、最高条件クラスの選手でもそれは例外ではないのだ。今年の佐々木に関してもロッテ・井口資仁監督は、かつての松坂や田中のように1年目からローテーションに入れることを考えていないようだ。来年1月から始まる新人合同自主トレでもブルペン入りをさせない方針を打ち出しており、段階を踏んで育成を行うつもりだろう。

2020年シーズンからメディカル体制を強化するべくロッテは、選手の故障を未然に防ぐための一環として順天堂大学医学部と提携。こういったサポート体制が整っているのも心強い。万全の体制で受け入れるロッテで、佐々木は偉大な先輩に追いつき追い越すことができるだろうか。未来のプロ野球を盛り上げてくれることに期待したい。

SPAIA

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