【阪神JF】「平均上がり34.2」「4角平均通過P2.5」の馬場傾向に合う馬は?

12月5日(木)11時0分 SPAIA

阪神JFのインフォグラフィックⒸSPAIA

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先週は3レースでレコードを更新

12月を迎えても例年に比べて暖かい日が多いせいか、これまで冬を感じることは少なかったが、中山開催が始まると日陰で待機する時間が増えることもあり、冷たい風とともに冬の足音が聞こえた気がした。

今週末12月8日(日)に阪神競馬場で2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ・芝1600m)が行われる。筆者自身は関東圏の競馬場を中心に撮影を行っているので、リアアメリアやクラヴァシュドールをはじめ、東京・中山競馬場で出走した馬たちのレースは間近で見ているが、今年の上位のレベルは高いと言えるだろう。

また過去2走は札幌遠征などが重なって会えなかったが、(今回も香港遠征のため、会えず……。)ウーマンズハートも2頭に匹敵する、いやそれ以上の素質の持ち主かもしれないと感じている。そんな阪神JFに出走する馬たちの中に、3頭を負かすことができる存在はいるのだろうか。先週の馬場傾向と過去10年のレース傾向から分析、予想を行っていく。

まずは先週11月30日と12月1日に阪神競馬場で行われた芝のレース結果を振り返っていこう。

表1_11月30日、12月1日の阪神芝コースの上がりⒸSPAIA

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先週末は合わせて11レースが行われたが、土曜日には1400mの2歳未勝利戦で1:20.5、2000mの2歳未勝利戦で2:00.4という2つのレコードタイムを計測。さらに日曜日の万両賞(2歳1勝クラス)では前日に記録されたレコードを0.1秒更新する1:20.4がマークされるなど、高速馬場でのレースとなった。

平均の上がりタイムは1着34.2、2着34.3、3着34.2で1〜3着の平均は34.2となっており、今年は気温が高かったためなのか、冬の阪神開催としては全体的に速い上がりがマークされていると言えるだろう。

表2_11月30日、12月1日阪神芝コースの通過順位ⒸSPAIA

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そして各馬の通過順位を見ると、逃げ馬が3勝、2着5回と多く馬券に絡んでいた一方で、3着馬に関しては追い込みも決まっていた。逃げ1P、先行2P、差し3P、追込4Pと脚質に応じてポイントを振り分け、4角通過時の脚質を数値化した「4角平均通過ポイント」を見てみると、1着1.8P、2着2.0P、3着2.9P、1〜3着平均は2.2Pとなっており、トータルすると先行有利の馬場傾向だったと分析できる。

過去の傾向は上がりがかかり、差し有利

では過去10年の阪神JFの上がりタイムと通過順位はどうだったのだろうか。まずは上がりタイムから見てみよう。

表3_過去10年の上がりⒸSPAIA

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先週の傾向とは違い、2012年に勝利したローブティサージュが35.9、2015年の優勝馬メジャーエンブレムは35.8という上がりを使っているように35秒台後半の上がりを要する馬場になることもある一方で、2017年のラッキーライラックが33.7という上がりで勝利するなど、年によって上がりタイムにバラつきが見られるのが特徴的だ。

平均すると1着34.5、2着34.6、3着34.8、1〜3着平均34.6となっているが、今年は先週の馬場傾向から、2017年のように33秒台の上がり決着になる可能性が高いと考えられるだけに、先週の平均上がり34.2を予想する上での基準値に設定する。

表4_過去10年の通過順位ⒸSPAIA

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続いて3着以内に入った馬の通過順位について調べてみると、4角通過時に10番手以下だった馬が13頭もおり、4角平均通過ポイントは、1着2.8P、2着2.8P、3着2.7P、1〜3着平均2.8Pと差し有利の傾向にある。しかし、先週の傾向では先行馬が馬券圏内に残る可能性は高いと考えられるが、GⅠでタフな流れになることも考慮すると、先週の平均2.2Pと過去10年の平均2.8Pの間をとって、2.5Pを基準値とするのがベターだと判断した。

穴はマルターズディオサ

表5_3着以内に好走したときの平均上がりⒸSPAIA

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その結果、今回の推奨馬は32.4/3.0Pのウーマンズハート、33.1/2.5Pのクラヴァシュドール、33.6/2.3Pのマルターズディオサ、33.7/3.5Pのリアアメリアの4頭とした。しかし、今回の出走馬を見た限り、やはり上位3頭の能力の絶対値が抜けていると考えるのが妥当だろう。

本命は3強の中で、4角平均通過ポイントが2.5Pと最も展開が向きそうなクラヴァシュドール。平均上がりは33.1と速い数値が出ているが、切れるタイプというよりは長くいい脚を使うタイプのように感じる。GⅠのタフな流れになるのは、むしろ合っているのではないだろうか。

対抗は平均上がり33.7と基準値に最も近かったリアアメリア。馬場的には一番合っているのかもしれないが、前走のアルテミスSでは頭を上げて行きたがるそぶりを見せるなど、レース展開に注文がつきそうだ。

3番手のウーマンズハートは、過去2戦とも上がり32秒台の破格の末脚を披露している。今年の夏の新潟開催は例年よりも全体的に上がりがかかっており、その中での32秒台は相当な価値があるとも言えるので、あっさり勝たれても仕方ない存在だ。

最後に穴としてマルターズディオサを推奨したい。デビュー戦ではウーマンズハートに0.6秒差をつけられて完敗したが、平均上がり33.6、4角平均通過ポイント2.3Pは馬場的にはピッタリ合っている。脚質にも自在性があるので、展開が向けば一角崩しもあるかもしれない。

阪神JFのインフォグラフィック用タテ

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