F1アブダビGP FP1:7チームが若手/リザーブを起用、トップはルクレール。平川14番手、岩佐17番手
2024年12月6日(金)19時46分 AUTOSPORT web
2024年F1第24戦アブダビGPのフリー走行1回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はランド・ノリス(マクラーレン)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。マクラーレンの平川亮は14番手、RBの岩佐歩夢が17番手だった。
いよいよ2024年シーズンも最終戦を迎えた。舞台はお馴染みのヤス・マリーナ・サーキットで、今週末持ち込まれたタイヤはハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5という最も柔らかい組み合わせの3種類だ。
アブダビGPのFP1では、7チームのドライバーが変更になっている。これは『F1参戦が2戦以下のドライバーを、1台につきシーズンに1回起用する』という規則を守るためだ。RBは岩佐歩夢、そしてマクラーレンはリザーブドライバーの平川亮を起用することになっており、このセッションではふたりの日本人ドライバーが走行する。ちなみに岩佐はシーズン終了後のタイヤテストにもRBから参加する予定で、平川はTOYOTA GAZOO Racingとパートナーシップを締結したハースのマシンをドライブすることも明らかになっている。
また、フェラーリはカルロス・サインツに代わってアーサー・ルクレールを起用することを発表した。アーサーはシャルル・ルクレールの弟で、兄弟が同じチームから同じセッションに出走するのはF1史上初めてのことだ。
そのほか、アイザック・ハジャル(レッドブル)、フェリペ・ドルゴヴィッチ(アストンマーティン)、ルーク・ブラウニング(ウイリアムズ)が出場する。なおアルピーヌに関しては、前戦カタールGP終了後にエステバン・オコンがチームを離れており、この規則に関係なくジャック・ドゥーハンを起用する。
気温28度、路面温度42度というコンディションで、現地時間13時半にセッションがスタート。各車セッション開始からコースに出ており、岩佐や平川のマシンには空気の流れを計測する機器が搭載されている。タイヤはほとんどがミディアムで、アーサー・ルクレールとハジャルはソフトだ。ハジャルはスピンを喫したが、すぐに走行を再開しているものの、ステアリングのバランスの問題を無線で報告していた。
セッション序盤にトップに立ったのはノリスで1分25秒710をマークした。メルセデスのジョージ・ラッセルが1分25秒963で2番手、ハミルトンが1分25秒993で3番手に続いている。ハミルトンはその後1分25秒566でトップに立った。アルピーヌはピエール・ガスリーが1分26秒477で8番手、ドゥーハンは0.318秒差で9番手につけている。岩佐や平川はタイムを出さずに走行を続け、後に岩佐は1分26秒683、平川は1分27秒354を記録している。
中盤に入ると各車ソフトタイヤを投入し、長らくガレージにいたシャルル・ルクレールもミディアムタイヤを履いてようやくコースに出た。ソフト勢のなかではノリスが1分24秒542でトップに浮上、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が1分25秒373で2番手につけたが、メルセデスの2台が間に割って入っている。
終盤は多くのマシンがタイヤをユーズドに戻して走行し、遅れてソフトを投入したシャルル・ルクレールは1分24秒321でトップに立った。そのままルクレールがトップでFP1は終了し、2番手がノリス、3番手がハミルトンというトップ3となった。4番手以降はラッセル、ガスリー、ヒュルケンベルグ、フランコ・コラピント(ウイリアムズ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ドルゴヴィッチ、ペレスとなっている。
今回FP1に参加した若手/リザーブ勢のトップは9番手のドルゴヴィッチで、平川が14番手、ハジャルが15番手、岩佐が17番手、アーサー・ルクレールが18番手、ドゥーハンが19番手、ブラウニングが20番手という並びだ。
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