スバル・クロストレックにストロングハイブリッドモデル登場。WLTC燃費18.9km/Lを達成
2024年12月6日(金)7時0分 AUTOSPORT web
スバルは12月5日、コンパクトSUVの『クロストレック』に“ストロングハイブリッド”を搭載した最上級モデルを追加したことを発表した。発売は同日より全国の正規販売店にて受注が開始される。
クロストレックは、日本国内では『XV』の名前で2010年から販売されており、アメリカ市場向けにはクロストレックの名前で販売されていたが、2022年の現行モデル登場にあわせ、世界での車名を『クロストレック』に統一した歴史を持つ。
現在スバルが展開するSUVラインアップのなかで、もっともコンパクトな車体サイズを持つクロストレックは、郊外のアウトドアはもちろん、都心部の街乗りでもカジュアルに乗りこなせるSUVとして人気を博している。
ベース車にコンパクトハッチバックの『インプレッサ』を持ちながら、パワートレインはスバル伝統の水平対向エンジンを搭載することで、SUVとは思えないようなハンドリングのよさと操縦安定性が味わえる。また、環境にも意識しつつ、軽快な加速感も楽しめるマイルドハイブリッド(パラレルハイブリッド方式)のe-BOXER搭載モデルも展開している。
今回発表されたのは、従来のe-BOXERと比べ、より優れた低燃費を実現した新開発のストロングハイブリッド(シリーズ・パラレルハイブリッド方式)“S:HEV”を搭載した最上級モデル。同システムはトヨタが開発、熟成させてきたハイブリッド技術“THS(トヨタ・ハイブリッド・システム)”を取り入れた機構で、走行状況に応じてエンジンとモーター両方が持つ“効率のいい領域”を使い分けることにより、心地よい加速感と燃費を両立させている。
エンジンには、ストロングハイブリッド車専用に新開発された、160ps/209N・mを生み出す2.5リッターの水平対向4気筒DOHCエンジンを搭載し、119.6ps/270N・mを発揮する駆動用モーターを組み合わせる。変速機はスバル独自のCVT“リニアトロニック”を採用することで、水平対向エンジン搭載車としては驚異的なWLTCモード燃費18.9km/Lを達成している。
また、使用燃料はレギュラーガソリンを採用したほか、燃料タンクをより大きい容量の63リッターに拡大。その結果、従来のマイルドハイブリッド方式のモデルと比べ、ワンタンクで1000km以上の走行が可能になるなど、航続距離と機動力を飛躍的に向上させている。
運転支援機能には、渋滞時ハンズオフシステムやアクティブレーンチェンジといった機能に加え、ドライバー異常時対応システムを追加したアイサイトXを採用し、長距離の運転でもドライバーの負担を軽減する装備が充実している。
スバル車が持つ“走りの愉しさ”はそのままに、さらに磨きがかかった低燃費性能がプラスされたクロストレックのストロングハイブリッド搭載モデルのメーカー希望小売価格は383万3500円〜410万8500円(税込)となっている。
日常使いや週末のアウトドアだけでなく、サーキットへの遠征でも燃料費を節約できるため、運転と長距離移動を楽しみたいという人にはうってつけの選択肢となるだろう。詳細は公式サイト(https://www.subaru.jp/crosstrek/crosstrek/)まで。
スバル・クロストレック(ストロングハイブリッド) 主要諸元表
全長 | 4480mm |
全幅 | 1800mm |
全高 | 1575mm |
ホイールベース | 2670mm |
最低地上高 | 200mm |
車両重量 | 1660kg |
WLTCモード燃費 | 18.9km/L |
燃料タンク容量 | 63L |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
エンジン形式 | 水平対向エンジン4気筒DOHC |
エンジン最高出力 | 160ps/5600rpm |
エンジン最大トルク | 209N・m/4000〜4400rpm |
モーター最大出力 | 119.6ps |
モーター最大トルク | 270N・m |
駆動用バッテリー | リチウムイオン電池 |
タイヤサイズ | 225/55R18 |
駆動方式 | AWD(四輪駆動) |
乗車定員 | 5 |
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