ヒョンデのハイパワーEV『アイオニック 5 N』がトップ・ギア・カー・オブ・ザ・イヤー2023を受賞

2023年12月7日(木)7時52分 AUTOSPORT web

 11月29日、イギリスのメディア『TopGear.com』が選ぶ2023年トップギア・アワードにおいて、ヒョンデ『IONIQ(アイオニック)5 N』がカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
 
 『アイオニック5 N』は、2022年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した標準モデル『アイオニック5』の高性能仕様だ。末尾の“N”は、ヒョンデのハイパフォーマンスモデルに与えられるブランドで、『アイオニック5』のEV専用プラットフォームに、モータースポーツで培われた技術とノウハウを投入したモデルとなる。
 
 標準の『アイオニック5』の出力やバッテリー冷却の性能を向上させたパワートレインが特徴的な『アイオニック5 N』は、最高出力650PS、0-100km/h加速は3.4秒という驚異的な数字を誇る。また、スロットル感度を高めてあざやかなコーナリングを実現するソフトウェア機能『Nペダル』、フロントとリヤのトルク配分を完全に可変可能な『Nトルク・ディストリビューション』など、EV車の特徴を活用し、走行性能を向上させている。
 
 英トップギアのライター兼カー・オブ・ザ・イヤー審査員、ポール・ホレルは「ヒョンデのエンジニアたちは、当初『アイオニック5 N』を派手なガソリン車のような雰囲気にしようと考えていましたが、次第にEV車によって何ができるかを追求するようになりました。彼らはEV車のデジタル領域を活用し、調整可能なパラメーターを大幅に増やしたのです。その結果、公道でもサーキットでも、大型EVとは思えないような走りを見せてくれました。驚くほど期待以上のクルマです。“EVにしては……”という意味ではなく、本当に最高なんです。電気自動車にとってだけではなく、自動車にとっても新たな1ページを開くことになりました」と評した。
 
 2023年7月に開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでワールドプレミアを迎えた『アイオニック5 N』は、2024年上半期に日本導入が予定されている。
 
 また、世界的に有名な日本人レーシングドライバーであり、“ドリフトキング”の異名をもつ土屋圭市氏が『アイオニック5 N』をドライブするインプレッションムービーが、ヒョンデ・ジャパン公式YouTubeチャンネルにて公開されている。EV車がドリフトする映像で『アイオニック5 N』の刺激的な走りをチェックしてみてはいかがだろうか。

ヒョンデ『アイオニック5 N』

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