メッシ、米『TIME』のアスリート・オブ・ザ・イヤーに輝く! アメリカ人以外の受賞は初

2023年12月7日(木)6時0分 サッカーキング

インテル・マイアミ加入後、即座に初タイトルをもたらしたメッシ [写真]=Getty Images

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 アメリカ誌『TIME』は5日、同誌が主催している2023年の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」を発表。MLS(メジャーリーグ・サッカー)のインテル・マイアミに所属しているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが受賞した。

 毎年「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(今年の人)を発表していることでもお馴染みの『TIME』。今年のパーソン・オブ・ザ・イヤーはアメリカ出身のシンガーソングライターのテイラー・スウィフトが受賞した。そんな『TIME』は2019年よりアメリカを中心に活躍したアスリートを表彰する「アスリート・オブ・ザ・イヤー」を発表している。

 記念すべき最初の受賞者は、2019年に開催されたFIFA女子ワールドカップフランス2019で2連覇を成し遂げたアメリカ女子代表チームの選手たちだった。2020年の受賞者はNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)のロサンゼルス・レイカーズに所属するレブロン・ジェームズ、2021年の受賞者は女子体操選手のシモーネ・バイルズ、2022年の受賞者はMLB(メジャーリーグ・ベースボール)のニューヨーク・ヤンキースに所属するアーロン・ジャッジ。このような並びの中、今年の受賞者はメッシとなった。メッシはアメリカ人以外で初の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」受賞という快挙を成し遂げた

 メッシは昨年末に開催されたFIFAワールドカップカタール2022でアルゼンチン代表を9大会ぶり3度目の優勝へ導くと、パリ・サンジェルマンで2022−23シーズンを戦い終え、今年7月にインテル・マイアミ加入が正式に発表された。

 インテル・マイアミ合流直後、MLSとリーガMX(メキシコ1部リーグ)の共同で開催されているリーグスカップ2023のクルス・アスル戦に途中出場して新天地デビューを飾ると、後半アディショナルタイムにフリーキックで勝ち越しゴールをマーク。その後はキャプテンマークを巻いて全試合にスタメン出場。全試合でゴール、合計10得点1アシストと大車輪の活躍を見せ、インテル・マイアミにクラブ史上初タイトルをもたらした。

 その後、MLSのデビュー戦となったニューヨーク・レッドブルズ戦でもゴールを挙げ、2−0での勝利に貢献。最終的にインテル・マイアミでは公式戦通算11試合の出場で11ゴール5アシストという成績を残し、2023シーズンを終えた。

 今年10月には、フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』が主催する2023年のバロンドールを受賞。自身8度目の栄冠に輝いた。他にも、インテル・マイアミのクラブ年間最優秀選手賞(MVP)にも選出されている。

『TIME』は今年の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」でメッシを選出した理由を説明。アメリカのサッカー界に与えた衝撃の大きさを次のような言葉で表現している。

「アメリカでは何十年も前から言われてきた理由(なかなかゴールが決まらない、アメリカンフットボールほど激しくなくバスケットボールほど楽しくない、外国からの輸入スポーツであるなど)により、この地が世界で最も儲かるスポーツ市場であるにもかかわらず、この美しいゲームを完全に受け入れることはなかった」

「しかし最近、このスポーツは目覚ましい成長を遂げ、今後3年間で3つの大きな国際大会(2024年のコパ・アメリカ、2025年のFIFAクラブワールドカップ、そして2026年の最も盛大なFIFAワールドカップ)がアメリカで開催されるため、さらに多くのファンを魅了することは間違いない」

「そして、メッシの存在はその動きを加速させる。この地球上で最も尊敬され、影響力のあるアスリートが、少なくとも今後2年間はマイアミでプレーするのだ。10月下旬には自身8度目となる世界年間最優秀選手賞(バロンドール)をまたも獲得し、まだまだ高いレベルであることを証明し続ける存在だ」


【画像】メッシがアスリート・オブ・ザ・イヤーを受賞!

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