横浜FM、マスカット監督の退任を発表「最高の思い出をともに作りました」…昨季は3年ぶりJ1制覇

2023年12月7日(木)17時32分 サッカーキング

2021年夏から横浜FMを率いていたマスカット監督 [写真]=金田慎平

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 横浜F・マリノスは7日、ケヴィン・マスカット監督が2023シーズン限りで退任することを発表した。なお、後任については決まり次第発表される見通しとなっている。

 オーストラリア出身で現在50歳のマスカット監督は現役時代にクリスタル・パレスやウルヴァーハンプトン(ウルブス)、レンジャーズ、メルボルン・ビクトリーなどでDFとして活躍。オーストラリア代表としても国際Aマッチ通算52試合に出場した。2011年の現役引退後は指導者に転身し、古巣メルボリン・ビクトリーのアシスタントコーチに就任。2012年に同クラブの指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルー氏(現:トッテナム)の右腕を務め、2013年10月には同氏の退任を受けて監督に昇格した。同クラブでは2度のリーグ制覇や4度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場を果たしている。

 その後はシント・トロイデンのテクニカル・ディレクターおよび監督を経て、2021年7月にポステコグルー氏が退任した横浜FMの指揮官に就任。2年目の昨シーズンは明治安田生命J1リーグを20勝8分6敗・勝ち点「68」の成績で終え、チームを3年ぶり5度目の優勝に導いた。また、今年2月にはヴァンフォーレ甲府を破り「FUJI FILM SUPER CUP 2023」を制覇。連覇が期待された今シーズンは19勝7分8敗・勝ち点「64」の2位という成績を残している。

 横浜FMを去ることとなったマスカット監督は、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「まずはじめに、この特別なクラブで指揮を執る機会をいただけたことに感謝申し上げます。今度の水曜日がマリノスファミリーとしてのラストゲームになります」

「感謝を申し上げたい皆さまが多くいらっしゃいます。秦 孝之会長、中山 昭宏社長、黒澤 良二前社長、役員の皆さま、そしてパートナーやスポンサーの皆さま、横浜市・横須賀市・大和市のホームタウンの皆さま、今日まで多大なるサポートをしていただき、本当にありがとうございました。そして私をそばで支えてくれたチーム統括のスタッフ、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、クラブに関わる全スタッフに感謝を申し上げます」

「来日してからの2年半、あたたかく迎え入れていただき、本当にありがとうございました。そして自分が求めることをピッチで表現してくれた選手たちにも感謝したい気持ちでいっぱいです。日々の努力やその姿勢は本当に素晴らしかったと思います。アタッキングフットボールを体現し、勝ち点・ゴールを積み上げ、エキサイティングなサッカーをしてくれました」

「最後に言わせてください。どのクラブでも一番重要なのはファン・サポーターです。皆さまの応援がどれだけ自分の支えになったのか計り知れません。忘れることのできない最高の思い出をともに作りました。このマリノスファミリーを去るのはとても寂しい気持ちですが、最高の思い出を胸に、横浜F・マリノスのご健勝とご活躍を願っています」

「2年半、本当にありがとうございました。『心より感謝』」

サッカーキング

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