楽天は今年も大型補強、田中和基や藤平尚真が飛躍を遂げれば…

12月7日(土)6時0分 SPAIA

楽天の藤平尚真投手ⒸYoshihiro KOIKE

ⒸYoshihiro KOIKE

鈴木大地牧田和久を獲得

2019年シーズンの楽天は、浅村栄斗とジャバリ・ブラッシュの加入で打線が大幅に強化された。しかし、投手陣はエースの則本昂大が開幕前に右肘の手術を行い離脱。岸孝之も開幕戦で緊急降板し、そのまま登録を抹消された。いきなり2枚看板を失う苦しいスタートだった。

序盤は首位争いに加わるも、中盤以降は失速。なんとかロッテとの3位争いを制し、2年ぶりとなるクライマックスシリーズ出場を果たした。

3位から来季は優勝を目指すべく、このオフには、国内FA権を行使した鈴木大地をロッテから獲得。投手陣には日本復帰となる牧田和久を迎え入れ、さらなる強化を行った。石井一久GMの動きには賛否両論あるが、チームの選手層が厚みを増したことは間違いない。

とはいえ、パ・リーグ2連覇中の西武、3年連続日本一のソフトバンクとまだ差があるのは事実。若手選手たちが実力をつけてこないと、なかなかこの差は埋まらない。

2018年新人王の田中和基

今季、2018年の最下位から3位に順位を上げた楽天だが、全員が順風満帆だったわけではない。2018年シーズンの新人王・田中和基は非常に苦しんだ。開幕前に右足を負傷。開幕スタメンに名を連ねたものの、左手三角骨を骨折し5月に登録を抹消されてしまう。その後、左手首痛もあり59試合の出場にとどまった。出場試合数が少なくても結果を残せればよかったが、打率.188(160打数30安打)、1本塁打、9打点、3盗塁と成績は前年から大きく下がり、チームに貢献できたとは言い難い。

2020年は巻き返しを図るシーズンとなるが、外野のレギュラー争いは混沌としている。左翼では1億円プレーヤー(推定)となった島内宏明が一歩抜け出し、中堅には辰己涼介にオコエ瑠偉、そして右翼にはブラッシュや渡邊佳明と候補者が多い。その他にも下水流昂や小郷裕哉も控えており激戦だ。

そのなかで田中は2018年に18本塁打、21盗塁を記録しているようにパワーとスピードを兼ね備えている存在だ。これは他の選手にはない武器でもある。すでに故障は癒えており、トレーニングに励んでいる。田中の復活で外野のレギュラー争いがさらに激しくなれば、選手層は厚くなる。

来季高卒4年目となる藤平尚真はローテーション入りを目指す

則本と岸という球界を代表する2枚看板を擁する楽天の先発投手陣。リリーフ陣も守護神の松井裕樹、そしてセットアッパーのアラン・ブセニッツと軸になる選手が安定している。

先発、救援ともに後に続く投手が出てくれば、優勝争いにも加われるはずだ。そんななか先発投手で期待したいのが、藤平尚真である。

2016年ドラフト1位で入団。野村克也元監督の背負っていた番号「19」を与えられるほどの期待を受けていた。その期待通り1年目から3勝4敗、防御率2.28と結果を残す。しかし、2年目は4勝7敗、防御率4.43。3年目となった2019年シーズンは0勝1敗、防御率10.38と苦しんだ。高卒3年目と考えれば上々ではあるが、期待の大きさに見合った実績は挙げられていない。

一方、二軍では19試合で9勝2敗(勝率.818)、防御率2.91、107奪三振。勝率と奪三振はともにリーグトップだ。二軍とはいえ、自信になっただろう。

2020年の秋には、進学を選択した同学年の選手たちが、大卒の即戦力候補としてドラフト会議を賑わす。高卒でプロ入りした「先輩」として彼らを迎える立場になる藤平は、来季、4年間先にプロで積み上げてきた実力を発揮し、好成績を残せるだろうか。

※数字は2019年シーズン終了時点

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