WRC:ヒュンダイが初のチャンピオントロフィー受け取る。全11話のシーズンドキュメントも公開へ

2019年12月9日(月)19時58分 AUTOSPORT web

 2019年のWRC世界ラリー選手権でマニュファクチャラーズチャンピオンに輝いたヒュンダイ・モータースポーツは、12月7日にフランス・パリで行われたFIA表彰式でチームとして初めてWRC年間王者のトロフィーを授与された。


 ヒュンダイi20クーペWRCで2019年シーズンのWRCを戦ったヒュンダイは、ティエリー・ヌービルをエースとして、アンドレアス・ミケルセン、ダニ・ソルド、セバスチャン・ローブの4名をラウンドごとに入れ替えながら戦ってきた。


 この戦略も奏功し、ヒュンダイは2019年シーズンのマニュファクチャラーズランキングで380ポイントを獲得。最終戦オーストラリアが山林火災で中止されたこともあり、ディフェンディングチャンピオンとして挑んだトヨタを18ポイント差で下し、WRCで初めてシリーズタイトルを手にした。


 2019年からチームの指揮を執っているアンドレア・アダモは「FIA授賞式でヒュンダイを代表する立場として、WRCの2019年マニュファクチャラーズチャンピオントロフィーを受け取ったことを誇りに思う」と語った。


「ドイツ・アルツェナウにある我々のファクトリーでチームスタッフが長年に渡ってハードワークを続けてきたことが、WRCでの初チャンピオンという形で実を結んだ」


「このチャンピオン獲得により、我々の歴史に大きなマイルストーンを築くことができた。タイトル防衛に挑む2020年シーズンを楽しみにしている」

トロフィーを受け取ったティエリー・ヌービル/ニコラス・ギルソウル


 パリで行われたFIA授賞式にはドライバーズ/コドライバーズランキングで2位を獲得したヌービル/ニコラス・ギルソウルも出席して、トロフィーを受け取っている。


「FIA授賞式はモータースポーツでの成功を公式に承認してもらえる場だ」とヌービル。


「ラリー界はもちろんサーキットレーシング界を代表する人たちの前でヒュンダイ・モータースポーツの旗を掲げられたことを光栄に思う。ドライバーズ/コドライバーズランキング2位のトロフィーを手にしたことで、さらにモチベーションが高まってきた」


「またチームにとって、マニュファクチャラーズチャンピオンのトロフィーを手にできたことは大きな成果だ。その成功をサポートできたことを誇りに思う。2020年シーズンが楽しみだ」


 初のWRC年間タイトル獲得を祝し、チームは12月9日から2019年シーズンをふり返るドキュメンタリシリーズ『BACK/STAGE』全11エピソードを、チームの公式FacebookとYouTubeチャンネルで公開していくという。


 9日配信の第1話『Made in Alzenau(メイド・イン・アルツェナウ)』ではアルツェナウにあるファクトリーにスポットを当てたものだ。

フランス・パリで行われたFIA表彰式
FIA表彰式はルーヴル・逆ピラミッドで知られるショッピングセンター『カルーセル ド ルーヴル』で行われた



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