KONDO RACING、ふたたびニュルブルクリンク24時間へ! フェラーリ296 GT3で2025年に再挑戦

2024年12月9日(月)13時12分 AUTOSPORT web

 12月9日、スーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍するKONDO RACINGは、2025年に向けた新たなモータースポーツ活動として、2025年6月にドイツのニュルブルクリンクで開催されるADACラベノール・ニュルブルクリンク24時間レースに参戦すると発表した。2019年の参戦以来、6年ぶりの挑戦となる。


 ニュルブルクリンクのグランプリコースと北コース(ノルドシュライフェ)を組み合わせた全長約25kmのコースで、24時間に渡って争われる世界屈指の過酷さをもつニュルブルクリンク24時間。KONDO RACINGは2019年、海外への挑戦を目指し初挑戦し総合9位という好結果を残したが、2020年以降はコロナ禍で挑戦が途絶えてしまっていた。


 そんなKONDO RACINGのニュルへの挑戦が、6年ぶりに再始動することになった。ただ、今回は2019年とは体制が異なる。車両はフェラーリ296 GT3。メインパートナーとしてスーパーGT/スーパーフォーミュラでチームを熱く支えるリアライズコーポレーションを迎え、こちらも長年信頼関係にある横浜ゴムのタイヤを使用する。


 このフェラーリは、1週間ほど前に日本に届き、スーパーGT第5戦鈴鹿が終わったばかりの12月9日、鈴鹿サーキットでシェイクダウンされた。11月9〜10日に鈴鹿で行われたスーパーフォーミュラ第8戦・第9戦ではSF23をドライブした近藤真彦監督もステアリングを握った。


 近藤監督は、ひさびさのニュルへの挑戦に向け「ワクワク感でいっぱいです。2019年の総合9位という輝かしい成績を上回るようなレースをしてきたいです」と意気込んだ。


 2019年の参戦時はニッサンGT-RニスモGT3での参戦だったが、今回フェラーリを選んだ理由について近藤監督は「いまニュルに送りこめるGT-RがKONDO RACINGにはないので、どうしようかと考えたときに、今年ニュル24時間ではフェラーリが勝ちましたよね。そこで、やはり勝てるクルマにしたいとフェラーリを選びました。またリアライズコーポレーションの今福洋介代表からもフェラーリを走らせたいという希望がありました」という。


 もちろんニッサン/ニスモにも相談し「応援します」という後押しを受けフェラーリ296 GT3を選択。チームとしては、ドイツのリナルディ・レーシングとKONDO RACINGとのジョイントチームになるという。ニュルはもちろん、世界中でフェラーリを走らせ活躍するチームだ。ドライバーは「日本のレースとかなり重なってしまうんです。24時間本番だけでなく、予選レースなども出なければいけませんので」とリナルディ・レーシングとフェラーリが推薦する外国人ドライバーで臨むことになるという。


 なお近藤監督にフェラーリ296 GT3の感想を聞くと「スムーズですよね。スーパーフォーミュラでドキドキしながら乗っていたときとは違って、けっこう攻めることができました。あと1時間くらい乗ることができたらオーディション受けようかな(笑)」という。


 ニュルブルクリンク24時間では横浜ゴムが好パフォーマンスをみせており、フェラーリとの組み合わせは期待が高まる。2019年の総合9位を上回る結果を期待したいところだ。


KONDO RACING
2025年ニュルブルクリンク24時間レース 参戦体制


エントラント:KONDO RACING
監督:近藤真彦
メインパートナー:リアライズコーポレーション
タイヤメーカー:横浜ゴム
ドライバー:未定
カーナンバー:未定


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