大谷翔平と交わした“史上最高”に気遣い? ソト争奪戦からド軍が離脱した背景を米関係者が告白「オオタニの“屈辱”になると考えた」

ソト争奪戦が白熱する中で、大谷の名前も話題となり続けている。(C)Getty Images
ヤンキースからFAになり、今オフ最大の目玉選手として注目されているフアン・ソトの移籍動向の緊張感が高まっている。
現地時間12月7日には、ニューヨークの日刊紙『New York Post』がヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズが、昨オフに大谷翔平がドジャースと合意したプロスポーツ史上最大契約の総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)と同等もしくはそれ以上の条件が提示したと報道。契約規模が7億1000万(約1065億円)〜7億3000万ドル(約1095億円)にまで高騰していると伝えた。
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26歳の怪物スラッガー獲得を巡っては、昨オフに大谷を獲得していたドジャースも「有力候補」と見られてきた。しかし、ここにきて彼らの勢いは下火になり、ヤンキースとメッツが争奪戦をリードしているという。
球界でも屈指の資金力を誇るドジャース。ソト獲得においても惜しみない投資をすると見られてきたが、なぜレースで後退したのか。それは他でもない大谷との関係性にあるようだ。
空前絶後の様相を呈しているソト争奪戦の現況を伝えた英紙『Daily Mail』は「ドジャースはソトに多くの資金を投じることに躊躇している」と報道。その上で移籍事情を知るという関係者のコメントを紹介している。
「ドジャースは当初、ソトを獲得する最大のチャンスを掴んでいた。しかし、チームはショウヘイにかけた以上のお金をかけたくないと考えていた。ドジャースはショウヘイこそが史上最も重要な選手とみなしている。だから、彼らはソトとの巨額契約がショウヘイ側への“屈辱”になるのではないかと感じ、7億ドルよりも高い金額を他の選手に提示しようとはしなかった」
大谷へのリスペクトからマネーゲームで他球団の後塵を拝したというドジャース。最大7億3000万ドル(約1095億円)の巨額契約を狙うソト側が、オファーを渋る銀河系軍団の足元を見たというのは想像に難くない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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