最大1200億円の衝撃 ソトの15年契約で再評価される1年前に誕生した大谷翔平の“史上最高契約”「なんとお買い得か」
2024年12月9日(月)16時0分 ココカラネクスト

大谷が締結した史上最高契約記録を塗り替えたソト。(C)Getty Images
衝撃的な巨額契約が誕生した。
現地時間12月8日、今オフにヤンキースからFAとなっていたフアン・ソトが、メッツと契約合意に至ったと米スポーツ専門局『ESPN』など複数メディアが一斉に報道。同局のジェフ・パッサン記者によれば、史上最高となる15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)で合意したという。
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今オフの移籍市場の目玉となっていたソト。26歳という若さもあり、契約を巡ってはヤンキース、メッツ、ドジャース、レッドソックス、ブルージェイズが獲得候補として争奪戦を展開。熾烈を極めた交渉状況から判断して契約金の高騰は必然ではあったが、大谷翔平がドジャースと締結した10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)を1年で塗り替えた事実は驚きでしかない。
とりわけ驚くべきは契約形態だ。15年間の年俸は5100万ドル(約76億5000万円)で、全て後払いなしでペイされる。そして、総額はエスカレーター条項による出来高も加えると8億ドル(約1200億円)以上の衝撃的な金額にまで増大するという。
さらにソトは5年終了時にオプトアウト権を確保しているのだが、メッツ側が残り契約期間内の年俸を5500万ドル(約82億5000万円)にアップした場合には無効にする条項も付帯している。
まさにエポックメーキングな契約となった。一方で米球界では大谷とドジャースの契約を最評価する声も上がっている。同球団の専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「ソトの契約額は現在価値で、オオタニの契約のそれよりも3億ドルも高い。ソトは世代を代表する選手だが……どうだろう」と指摘。「オオタニの契約が日に日に良いものに思えてきている」とも強調した。
また、ドジャース専門ポッドキャスト番組『Dodgers Digest』のホストを務めているブルース・ナッツ氏は「オオタニの契約が実質4億6000万ドルほどしかないことを思い出してほしい。なんとお買い得だ」と皮肉っている。
果たして、ソトに提示された最大8億ドルの巨額契約は正しいのか。26歳の怪物には、その価値を示すことが求められる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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