ファジアーノ岡山がJ1を戦うために絶対手放せない選手トップ5

2024年12月9日(月)15時30分 FOOTBALL TRIBE

ファジアーノ岡山 写真:Getty Images

2024明治安田J2リーグのJ1昇格プレーオフ決勝が12月7日に行われ、ファジアーノ岡山がベガルタ仙台を2-0で下しクラブ史上初のJ1昇格を果たした。岡山は今季、開幕から4連勝を含む7戦無敗と好スタートを切って以降、引き分けの続く期間もあったが上位をキープ。リーグ戦5位で2022シーズン以来となるプレーオフ進出を決めていた。プレーオフへ入ってもリーグ戦で見せた安定感は変わらず、4位モンテディオ山形との準決勝に続き決勝の仙台戦でも無失点勝利。大一番でも堅守を披露して昇格を勝ち取った。


J1からJ3までの全カテゴリーがリーグ戦の日程を終えたこともあり、ここから各クラブ補強の話題が本格化するなかで岡山も初のJ1に向けどんな新戦力を迎えるのかが注目される。一方で、今季の安定した戦いぶりをベースにチームを強化していくためには既存戦力の維持も極めて重要だ。もちろん、すべての選手が重要な戦力であることに違いはないが、ここでは岡山が特に手放せない選手を5名ランキング形式で紹介していく(期限付き移籍中の選手は対象外とする)※12月8日時点の情報に基づく。


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ルカオ 写真:Getty Images

5位:ルカオ


昨季岡山へ加わったFWルカオ。昨年は28試合で1ゴールに留まったが、今季は33試合と出場機会を増やし5ゴール4アシストの結果を残した。開幕当初はベンチスタートがほとんどだったが、シーズン途中期待の新戦力であったFWグレイソンが負傷により長期離脱を余儀なくされた影響もあってかスタメンでの起用も増えた。


強靭なフィジカルを活かした突破が最大の魅力。相手に寄せられてもお構いなしで突き進むパワフルなドリブルでチャンスを作り出すことが可能だ。プレーオフ決勝の仙台戦でも、途中出場から前線で圧倒的な存在感を放ち2点目のアシストも挙げている。J1の舞台でも、チームにとってゴールをこじ開ける大きな武器になることは間違いないことから手放せない選手5位とした。




田上大地 写真:Getty Images

4位:田上大地


今季開幕前、J1アルビレックス新潟から新たに岡山へ加わったDF田上大地。過去には新潟のほかにもV・ファーレン長崎、柏レイソルと3クラブで昇格を経験したベテランは、岡山でも重要な役割を果たしたと言えよう。開幕からスタメン出場を果たすと、シーズン中2度の退場もあったが33試合に出場。センターバックの一角を担いリーグ屈指の堅守を支えた。


ボールを奪い取る競り合いの強さはもちろん、今季は得点源としても存在感を発揮。セットプレーの場面打点の高いヘッドなど、シーズンを通して自身キャリアハイとなる5ゴールをマークしている。守備での貢献度に加え、チームで2番目に多い得点数など岡山にもたらしたものが多いことから手放せない選手4位とした。


藤田息吹(松本山雅所属時)写真:Getty Images

3位:藤田息吹


2022シーズン、2023シーズンとモンテディオ山形の主力を担い、チームがプレーオフ進出へと駒を進める原動力となっていたMF藤田息吹。今季岡山でもその働きぶりは健在で、35試合と多くの試合に出場し中盤を支え続けた。


今季はゴールやアシストといった直接得点に関わる数字にこそ表れなかったものの、縦に差し込むパスやボール奪取からチャンスのきっかけを作った。まぎれもない攻守の要であり、フィールドプレーヤーではチームトップの出場時間であることからも代えの利かない存在であることが窺い知れる。J1でのプレー期間こそ長いとは言えないものの、頼れるベテランであることは間違いない。新たな舞台でチームが本来の力を発揮するためにも欠かせない軸となれることから、手放せない選手3位とした。




岩渕弘人 写真:Getty Images

2位:岩渕弘人


2022シーズンはJ3で31試合10ゴールを挙げ、いわきFCのJ2初昇格に大きく貢献したMF岩渕弘人。昨年J2の舞台でも高い得点力を発揮し、いわきで20試合7ゴールを挙げる活躍を見せていた。冬に岡山へ加入すると第16節から4試合連続ゴールをマークするなど、最終的にチームトップとなる13ゴールを挙げている。


こぼれ球への鋭い反応や思い切りのいいシュートとゴール前での存在感はもちろんのこと、献身的なプレスバックなど守備でもチームへの貢献度は計り知れない。J2上位勢の中でも得点力ではやや見劣りする岡山にとって、岩渕の得点力は1つの生命線とも言えよう。それだけに、カテゴリーの上がる来季はさらに限られた得点機会を確実に活かす能力が求められることから手放せない選手2位とした。




スベンド・ブローダーセン 写真:Getty Images

1位:スベンド・ブローダーセン


今季新たに横浜FCから岡山へ加入したGKスベンド・ブローダーセン。開幕から全試合にスタメン出場を果たし、J1の舞台でも見せていた高いセービング力でシーズンを通して堅守を支え続けた。


PKストップやゲーム終盤の1対1など勝負強さも随所に見せており、クリーンシートをリーグ戦20試合で達成。プレーオフの2試合でも無失点勝利に大きく貢献し昇格の立役者となっている。2021シーズンと2023シーズンは横浜FCでJ1を経験していることも含め、J1初挑戦の岡山にとってはますます頼りになる存在。国内トップカテゴリーでも今季と同様の堅守を武器に戦い抜くためにも、欠かすことのできないキーマンと言えることから手放せない選手1位とした。

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