マインツはブンデス4連勝ならず…3度のリード生かせず逆転負け、佐野海舟は先制弾の起点に

2024年12月9日(月)1時27分 サッカーキング

先制ゴールの起点となったマインツの佐野海舟 [写真]=Getty Images

写真を拡大

 ブンデスリーガ第13節が8日に行われ、ヴォルフスブルクとマインツが対戦した。

 日本代表招集経験のあるMF佐野海舟が所属するマインツは、ここまで12試合を消化し5勝4分3敗・勝ち点「19」で暫定8位に位置。首位バイエルンとの差こそ開いているが、上位勢を追走し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内も射程圏内に入れている。今夏に加入した佐野はリーグ戦全試合に先発出場するなど、中盤の主軸に定着。4連勝を目指す今節もダブルボランチの一角としてスタメンに名を連ねた。

 試合の均衡が破れたのは11分。マインツは佐野が粘り強い守備でボールを奪い切り、イ・ジェソンが右方向へ鋭いパスを送る。相手DFラインの背後へ抜け出したパウル・ネーベルが冷静にゴール左下隅に流し込んだ。佐野が起点となったショートカウンターでマインツが先制に成功する。対するヴォルフスブルクは19分、左に開いたティアゴ・トマスがクロスを送ると、ゴール前のこぼれ球をモハメド・エル・アミーン・アムーラが押し込み同点に追い付いた。

 その後はマインツがボール保持率で大きく上回る展開が続き、佐野も中盤で積極的にボールを引き出しビルドアップをサポートする。すると39分、右サイドからの高いクロスをニアサイドでネーベルが頭で逸らし、最後はヨナタン・ブルカルトが押し込み勝ち越しに成功した。前半はそのまま1−2で終了する。

 後半の立ち上がりはヴォルフスブルクが攻勢を強める。すると57分、右サイドを独力で突破したエル・アミーン・アムーラの低いクロスにトマスがダイレクトで合わせ試合を振り出しに戻す。再び同点とされたマインツは66分、FKのリスタートで相手DFラインの背後を取ったブルカルトが、後方からのロングフィードにダイレクトで合わせる。シュートは相手GKに阻まれるも、こぼれ球を素早く繋ぎ、最後はネーベルが押し込みネットを揺らした。

 しかし、試合はこのままでは終わらない。84分、ヴォルフスブルクは左サイドからヤニック・ゲルハルトが低いクロスを送ると、マインツ守備陣がクリアし切れずボールはゴール前中央のヨナス・ウィンドへ。強烈なシュートをゴール左隅に突き刺し、ヴォルフスブルクが三度同点に追い付いた。90+4分には左サイドのFKからウィンドが頭で逆転ゴールを記録し、ヴォルフスブルクが4−3で激闘を制した。敗れたマインツは4連勝を逃している。

 次節、ヴォルフスブルクは13日にアウェイでフライブルクと、マインツは14日にホームでバイエルンと対戦する。

【スコア】
ヴォルフスブルク 4−3 マインツ

【得点者】
0−1 11分 パウル・ネーベル(マインツ)
1−1 19分 モハメド・エル・アミーン・アムーラ(ヴォルフスブルク)
1−2 39分 ヨナタン・ブルカルト(マインツ)
2−2 57分 ティアゴ・トマス(ヴォルフスブルク)
2−3 66分 パウル・ネーベル(マインツ)
3−3 84分 ヨナス・ウィンド(ヴォルフスブルク)
4−3 90+4分 ヨナス・ウィンド(ヴォルフスブルク)

サッカーキング

「マインツ」をもっと詳しく

「マインツ」のニュース

「マインツ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ