「今のペースでやっていけば大丈夫」深堀圭一郎が語る石川遼への期待と宿命

12月10日(月)7時31分 ALBA.Net

トークショーで石川遼や小平智について話した深堀圭一郎(撮影:ALBA)

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9日(日)、都内新宿区にある小田急ハルクにて行われたキャロウェイアパレルのトークショーに深堀圭一郎が登場。かすれた声で「今年はケガもあって、最後に喉を痛めてしまいました(笑)。申し訳ない、しかないです」といきなりファンへの謝罪から入ったが、そこはベテラン。小気味よいトークを披露した。


レギュラーツアーの出場権がなかった今季は主催者推薦でシード復活を目指して戦ったが、昨年からの左ヒジ痛が3月まで良くならず。準備不足だったこともあり、賞金ランクは89位。「レギュラーでシードを獲れればと思っていましたが、獲れなかったので来年はシニアツアーをメインでやります」※と最終戦となった「カシオワールドオープン」終了時に明言していた。

今回のトークショーでは、より具体的に来季のプランを明かした。「日程が出てからの調整になりますが、来年はシニアツアーをメインに、レギュラーも7試合くらい出たいと思っています。掛け持ちというかたちになりますが、主戦場はシニアとなると思います。谷口徹さんに丸山茂樹。シニアは同窓会のようですね(笑)。また、新しい仕事も始めたいと思っています」。この“新しい仕事”について具体的に述べることはなかったが、2019年も忙しい1年となりそうだ。

舞台が変わっても忘れない気持ちがある。それは「現役でいたい」ということ。「今年はケガもあってちゃんとしたオフを過ごせなかった。来年に向けてしっかりと準備したいと思います。体力も落ちてきているし、貪欲さも落ちてきています。質の高い練習を行っていきたい。心に決めたことをしっかりとやって、心を強くしていきたいと思います」。トレーニングや、つらい経験は体を鍛える以上に心を鍛えている、と深掘は言う。苦しんで、苦しんで自信をつけていく。そこで出てきたのが小平智石川遼の名前だ。

「厳しい環境を乗り越えると、大事な場面で背中を押してくれる。今年の最終戦で小平智が勝ちましたが、彼はアメリカで優勝した後にかなり苦しんでいた。その経験があったからこそ勝てたと思う。石川遼は最後のパットがカップ付近で切れて、入りそうで入らず2位だった。遼とは次の日に会ったときに“もうちょっと苦しんでいたら、こっち(カップ)にボールが行っていたね”と話しました。彼も理解していたと思う」(深掘)

石川について補足する。「あの週の彼のラウンド時の表情は今までにないものでした。コースで打つ時の集中力が戻ってきていて、今までと違うなと感じました。最終日にああいうゴルフができたのは、一球の大切さを再認識してやっていた結果。あれにもっと苦しんで得た色々なものが足されて、満タンになったら、ボールがこっち(カップ)に転がるんだろうなと。なので、彼には“今はとにかく苦しんで。今のペースでやっていけば大丈夫だよ”って話をしました」。苦しまないと上はない。そう伝えたという。

その“足されるもの”の1つが選手会長だと続ける。「彼はアメリカで色々トライして苦しんで、日本に帰ってきてからは選手会のいろいろなことを率先してやってくれた。もう一歩上がって行くには、そういう何かを足していかないといけなかったと僕は思うし、彼もそう思っていると思う。だから、選手会長をやったんじゃないかな。でも、遼には酷かもしれませんが、彼は結果を出さなきゃいけないという宿命も背負っている」。ゴルフ界全体も見渡しながら、トーナメントで勝ち続けなければならない。先輩の期待はとてつもなく大きいが、「きっとできる選手」と思うからこそ期待を口にするのである。

「勝った後に智と会ったときに“苦しんだ甲斐があって良かったね。もっともっと苦しんで、苦しんで、大きくなるのを楽しみにしている”と伝えました。それらは智と遼が背負っている宿命でもあるし、望みでもある。いち先輩としてもいちゴルフファンとしても期待せざるを得ません」と深掘。「それを刺激に、僕は僕なりの蓄積を足していきたいという」と来季を見据えた。

※レギュラーツアー2勝以上している者、又は公式戦を1勝している者は「シニア入り後1年間シード権」が認められる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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