『トヨタ・プロボックス』系にハイブリッド・モデルを追加。先進安全装備も強化

2018年12月10日(月)15時19分 AUTOSPORT web

 商用モデルとしての高い実績を持ち、その想定耐久性の設定から自動車としての運動性能でも優れた資質を有する『トヨタ・プロボックス/サクシード』の両モデルに、トヨタの“伝家の宝刀”ともいうべきTHS2搭載のハイブリッドモデルが追加設定され、12月3日から発売が開始されている。


 働くクルマとして積載性能を担保しつつ、過酷な使用環境にも耐え抜く高い耐久性を狙って開発されたトヨタを代表する商用モデルは、この2代目でプラットフォームの合理化などが行われ、フロントサブフレームなどを一新。


 効率化を目指して電動パワーステアリングを採用するなど、さらなる省燃費性能の向上に主眼が置かれたモデルとなっていた。


 その現行モデルに一部改良が行われ、1.5リッターの1NZ-FXEにニッケル水素電池を組み合わせたTHS2のハイブリッドモデルが追加設定された。乗用系のフレームに更新した成果がこのパワートレーン採用につながる形となっている。


 エンジン側は74PS/111Nm、モーターは45kW(61PS)/169Nmとなるヴィッツ、アクアなどでおなじみのパワーパックは、システム出力で73kW(100PS)を発生。JC08モード走行燃費は27.8km/リッター、新たに導入されたWLTCモードでは22.6km/リッターを実現し、「平成27年度燃費基準+25%」を達成するとともに「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」の認定取得とあわせ、エコカー減税の対象となっている。

運転席横のスペースにセンターコンソール小物入れを標準装備するなど、仕事使いに快適で便利な仕様はそのままに、運転席にはオプションでシートヒーターも設定
1.5リッターの1NZ-FXEにニッケル水素電池を組み合わせたTHS2のハイブリッドモデルを追加設定
ハイブリッド搭載による副次効果として空調システムはオートエアコンに進化した


 モーター駆動によるスムーズな発進と加速、そして商用モデルとしては望外の静粛性を手にしたことに加え、このハイブリッド搭載による副次効果として空調システムはオートエアコンに進化。


 運転席横のスペースにセンターコンソール小物入れを標準装備するなど、仕事使いに快適で便利な仕様はそのままに、運転席にはオプションでシートヒーターも設定されるなど、より現代的な進化を見せている。


 また一部改良により、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」に昼間の歩行者も検知対象に加えた「プリクラッシュセーフティ」を全グレード標準装備。さらに、盗難防止用のイモビライザーを新たに標準とするなど、優れた安全・防犯機能を確保している。


 そのほかUSBポートの標準装備や、マルチホルダーのサイズを拡大することでスマートフォンやメモ帳などが楽に置けるようにするなど、働く人が使いやすい運転席まわりが追求されている。


 このハイブリッド設定はフリート向けのDXから乗用グレードGL、Fなど全仕様に用意され、THS2車はFFモデルのみとなる。価格は1.3リッターガソリンから用意される『プロボックス』が137万3760〜196万5600円。1.5リッターからとなる『サクシード』が154万9800〜196万5600円となっている。

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」に昼間の歩行者も検知対象に加えた「プリクラッシュセーフティ」を全グレード標準装備
マルチホルダーのサイズを拡大し、スマートフォンやメモ帳などが楽に置けるように
2.1AのUSBポートやAC100V電源、シガーソケットなどを標準装備。働く人が使いやすい運転席まわりを追求した


公式サイト:
https://toyota.jp/probox/
https://toyota.jp/succeed/


AUTOSPORT web

「モデル」をもっと詳しく

「モデル」のニュース

「モデル」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ