ミック・シューマッハーがF1フリープラクティス初走行へ「すべての経験を2021年のデビューに役立てたい」

2020年12月10日(木)19時2分 AUTOSPORT web

 ハースF1チームと2021年からの契約を結んだミック・シューマッハーは、2020年F1最終戦アブダビGPの金曜フリー走行1回目に同チームから出場する。シューマッハーはケビン・マグヌッセンのマシンに乗り、今週末、F1ウイークエンドデビューを果たす。


 シューマッハーは、アイフェルGPの週末、アルファロメオでフリー走行1回目を担当するはずだったが、悪天候のために金曜日の午前中のセッションは中止になってしまった。しかし、先週末、バーレーンでのFIA-F2選手権最終戦でタイトルを獲得したシューマッハーは、来年加入するハースのもとで、ヤス・マリーナ・サーキットで90分の走行時間を与えられることになった。

2020年F1第17戦アブダビGP ミック・シューマッハー(ハース)

「前回の週末の後だと、チャンピオンシップでタイトルを取る以上にいいことをほとんど想像できなかった。でも、この週末、F1チームの正式な一員としてFP1を走行することはそれに当てはまるだろうね」とシューマッハーは語った。


「今もF2でタイトルを取ったことに興奮している。しかも、来年自分がハースに加入することが決まり、金曜に初めて彼らのもとで走るのだから、興奮が静まるわけがない」


「彼ら全員と知り合い、彼らがどのようにレースウイークにアプローチし、進めていくのかを理解し、ここアブダビでハースとともにこの旅を始めるのが楽しみだ」


「すべてのことに最大限に没頭し、この週末を来年経験することへの準備にしたい」


「今回は天気について心配する必要がないのはいいことだね。だからフリー走行に出場するのは間違いないと思うよ。素晴らしいドライバーたちと一緒にコースを走るのをとても楽しみにしている」


 マグヌッセンのチームメイト、ロマン・グロージャンは、バーレーンGPでの大事故の影響で最終戦出場を取りやめ、F1キャリアを予定よりも早く終えることになった。グロージャンの代わりに、サクヒールGPに続いてピエトロ・フィッティパルディがハースのステアリングを握る。

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