2021年にF1デビューのマゼピン、不適切動画公開に非難殺到で謝罪。ハースは「嫌悪すべきことであり許しがたい」と叱責
2020年12月10日(木)9時38分 AUTOSPORT web

2021年にハースF1チームからF1デビューを果たすことが決まっているニキータ・マゼピンのインスタグラムで不適切な動画が公開されたことについて、ハースが声明を発表、マゼピン自身も謝罪を行った。
マゼピンのインスタグラムのストーリーに12月8日夜、移動中の車内の後部座席でマゼピンが女性の体を触り、女性がその手を払いのけるシーンの動画が公開された。非難が殺到した後、マゼピンはこれを削除したが、非難の声は収まらず、9日夜、ハースF1チームとマゼピンはコメントを発表した。
「ハースF1チームは、ニキータ・マゼピンのソーシャルメディアに最近投稿された動画においての彼の行為を見逃すわけにはいかない」とチームの声明には記されている。
「また、この動画がソーシャルメディアに投稿されたという事実は、ハースF1チームにとって嫌悪すべきことである」
「この件にはチーム内で対応する。現時点ではこれ以上のコメントを発表するつもりはない」
マゼピン自身は、SNSを通して次のような謝罪文を発表した。
「僕自身の不適切な行為、またそれがソーシャルメディアに投稿されたという事実に関し、自分の最近の行動について謝罪したい」
「人の感情を害したこと、ハースF1チームに恥ずかしい思いをさせたことを申し訳なく思う」
「F1ドライバーとしてより高い水準に自分を保たなければならない。僕は自分自身とそれ以外の多くの人々を失望させたのだということを認める。このことから学習すると約束する」
動画に映っていた女性はインスタグラムを通してコメント、マゼピンとは昔からの親しい友人で、ふざけていただけであり、この動画をマゼピンのインスタグラムにアップしたのは自分であるとして謝罪している。
マゼピンは2020年のFIA-F2選手権でランキング5位を獲得、2021年に向けハースF1と契約し、F1デビューを飾ることが決定した。