「6、7年で元は取れる」大谷翔平に1014億円の価値はあるか? “異次元契約”への疑問に米識者たちが熱弁「安すぎるぐらいだ」

2023年12月10日(日)11時24分 ココカラネクスト

ドジャース移籍が決まった大谷。契約規模は全スポーツ界で見ても「最高額」のものとなった。(C)Getty Images

 現球界で「唯一無二」と言われる二刀流が持つ稀有な価値を物語る契約となった。

 現地時間12月9日、ドジャースは、今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平の獲得を発表。米球界だけでなく、世界的な関心事となっていた去就は、10年総額7億ドル(約1014億円)という「超」が付く巨額契約で決着した。

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 単純換算で年俸7000万ドル(約104億3000万円)となる驚愕のメガディールを締結した大谷。一方で一部のファンやメディアは、来年に30歳となり、右肘に2度のメスを入れた故障歴を抱える大谷に対する7億ドルは「払い過ぎではないか」という懸念を示した。米ポッドキャスト番組『Talkin Halos』でホストを務めるジャレッド・ティムズ氏は「想像してくれよ。DHだけの選手に年俸7000万ドルだぞ」と疑問を投げかけた。

 天文学的な金額をドジャースが回収できるのかも含めて、懐疑的な意見も寄せられた大谷の契約。一方で「当然の評価」と断言する識者たちもいる。『The Athletic』でエンゼルス番を務めているサム・ブラム記者は「おそらく6、7年で元は取れる。それも広告費だけでね。彼は文字通りに“お金工場”なんだ。日本の市場からも視線は注がれるだろう。オオタニは多くの日本人にとってマイケル・ジョーダンのような存在だ」と強調している。

 また、エンゼルスの地元スポーツ局『Bally Sports West』の実況を務めているウェイン・ランダッソ氏も自身のX(旧ツイッター)において大谷の秘める特大の価値を訴えている。

「おそらくショウヘイ・オオタニを取り巻くビジネスを理解するのは、実際に影響力を目にしない限りは難しいのかもしれない。開店と同時に球団のグッズショップに駆け込むファン、本人を一目見ようと大勢で出待ちをする人々、アジアや海外からの膨大なファンの数。それもかなりの層に支持されている。7億ドルも安すぎるぐらいに感じるよ」

 大谷がサインした世紀の契約。その反響はまだまだ広まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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