伊東純也が今季4つ目のアシストも…スタッド・ランスはニースに敗北、中村敬斗は途中出場

2023年12月10日(日)23時6分 サッカーキング

伊東純也(右)は攻撃陣の中心としてチームをけん引 [写真]=Icon Sport via Getty Images

写真を拡大

 リーグ・アン第15節が10日に行われ、スタッド・ランスは敵地でニースと対戦した。

 今季のスタッド・ランスはここまでリーグ・アンで7勝2分5敗と悪くない序盤戦を過ごしている。前節はストラスブールを2−1で破り、3試合ぶりの白星を飾っていた。2連勝を目指す今節は、ここまで8勝5分1敗の成績を残し、前節終了時点で2位につけているニースの本拠地に乗り込む。スタッド・ランスに所属している伊東純也は2トップの一角としてスターティングメンバーに入り、負傷から戻ってきた中村敬斗は2試合連続のベンチスタートとなった。

 試合は序盤の9分、スタッド・ランスがチャンスを作る。ペナルティエリア左のスペースでパスを引き出したアミール・リチャードソンがマイナスへ折り返すと、このボールに伊東が反応。ダイレクトでシュートを狙ったが、ここはジャストミートできなかった。

 その後はニースがボールを保持する時間が続く。スタッド・ランスとしては自陣へ押し込まれる時間帯が続いたが、決定機を作らせることはなく、30分には2トップの2人でゴールに迫る。自陣右サイドでパスを受けた伊東がファーストタッチで相手を置き去りにし、前を向いてスルーパスを供給。抜け出したモハメド・ダラミーは右サイドに流れてマイナスへ折り返すと、走り込んでいた伊東がボックス手前からミドルシュートを放つも、ここは相手のブロックに阻まれた。

 それでも、伊東のシュートのこぼれ球を拾ったアゾル・マトゥシワが倒され、スタッド・ランスは敵陣中央付近でフリーキックを獲得。キッカーを務めたテディ・テウマが左足でふわりと浮かせたボールを蹴り込むと、ペナルティエリア内へユニス・アブデルハミドがフリーで抜け出したものの、うまくミートさせることはできなかった。前半はこのままスコアレスで終了している。

 後半に入ると試合の均衡が破れる。55分、ニースはGKマルシン・ブルカのパントキックが敵陣で跳ね返されると、ガエタン・ラボルドがセカンドボールを回収。自らドリブルで持ち運ぶと、ペナルティエリアに入ったところで左足一閃。強烈な一撃を突き刺し、ニースが先手を取った。

 1点ビハインドとなったスタッド・ランスは66分、アブデルハミドが積極的な守備で敵陣まで飛び出し、ボールを奪うと、引き取ったトマ・フォケが伊東にボールを繋ぐ。横でサポートしたテウマからの股抜きリターンパスが通ると、ゴール前でフリーになった伊東が右足を振り抜いたが、シュートはクロスバーに嫌われた。

 勢いに乗ってまずは同点を目指すスタッド・ランスは68分、フォケとリチャードソンを下げてレダ・カドラと中村をピッチへ送り出す。中村が最前線に入り、伊東が右のウイングバックに移動した。

 すると大外にポジションをずらした伊東が大仕事をやってのける。78分、敵陣右サイド開いた位置でカドラからのパスを受けた伊東が中央へクロスボールを蹴り込むと、これがアブデルハミドの頭にピタリ。ヘディングシュートでゴールネットを揺らした。伊東の今季4つ目のアシストで、スタッド・ランスが試合を振り出しに戻した。

 ニースはホームで追い付かれる展開となったが、82分に右コーナーキックから攻撃へ。ボックス内で跳ね返されたボールをモルガン・サンソンが拾う。右サイドへ展開すると、待っていたジェレミー・ボガが2度の切り返しからカットイン。左足でシュートを放つと、このシュートをGKエフバン・ディウフが処理できず、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。ニースが終盤に勝ち越しに成功している。

 その後はニースが逃げ切りに成功し、試合はタイムアップ。スタッド・ランスは2試合ぶりの黒星を喫した。勝利したニースは2試合ぶりの白星を飾っている。

 次節は16日に行われ、スタッド・ランスは敵地でRCランスと、ニースも敵地でル・アーヴルと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ニース 2−1 スタッド・ランス

【得点者】
1−0 55分 ガエタン・ラボルド(ニース)
1−1 78分 ユニス・アブデルハミドが(スタッド・ランス)
2−1 82分 ジェレミー・ボガ(ニース)


【ハイライト動画】伊東純也のクロスバー直撃弾に今季4つ目のアシスト

サッカーキング

「伊東純也」をもっと詳しく

タグ

「伊東純也」のニュース

「伊東純也」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ