フェルスタッペン、厳しいルノー批判を説明。「改善してほしいだけで、けなすつもりはなかった」

2018年12月11日(火)19時1分 AUTOSPORT web

 レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンは、2018年シーズン中にエンジンサプライヤーであるルノーへの批判を控えなかったことについて、自分はただルノーに改善してほしかっただけだったと語った。


 レッドブルとルノーの関係は、2018年に再び一触即発の危機に陥った。というのも、ルノーのパワーユニットの信頼性に問題があり、メルセデスやフェラーリとのパフォーマンス差を縮めることができなかったからだ。


 パワーユニットのトラブルが多発していたのはチームメイトのダニエル・リカルドだったが、より激しく批判を展開していたのはフェルスタッペンだった。なお2019年シーズンより、レッドブルのエンジンパートナーはホンダに変更となる。


 ルノー・スポールF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールも、フェルスタッペンの激しい批判を進んで受け入れようとはしなかった。だがフェルスタッペン自身は、あくまでも進歩を促していただけなのだと言う。


「決して彼らをけなすつもりはない。エンジンをより良いものにしたかったんだ」と、フェルスタッペンは自身の公式サイトで語った。


「僕たちはホンダと契約を結んだ。だけど仮に2019年もルノーとの契約が続いていたとしても、僕たち皆で進化することを望んでいたはずだ」


「僕はいつでも非常に明確なメッセージを発しているつもりだ。彼らに対して無理をしなくてよい、と言うこともできるのかもしれないが、僕はそういうタイプじゃない。もっと良くなれるはずだし、ならなければいけない。僕はそのための全面的な関わりを求めているだけなんだ」


「だけど、批判を聞く耳は持つべきだ。僕自身そう言われて育ってきた。もし批判に対処できないというなら残念なことだけど、僕は参加することに意義があるというオリンピック精神でここにいるわけではないからね」


「僕は勝ちたいと思うし、これに関わる全員がその目標に向けて責任を持って取り組むべきだ」


 レッドブルが2019年からホンダのパワーユニットを使用するという決断は、多くの人々から危険な賭けだとみなされている。


 フェルスタッペンは、新しいパートナーシップがメルボルンでの開幕戦からすぐに花開くことは期待していないが、ある程度の時間さえ経てばルノーよりも良いパワーユニットができあがると信じている。


「願わくばこの協力体制は長く続いてほしい」


「すべてが一気にうまく回り出すとは思っていないし、そんな期待をしてもいけないと思う。自分自身はいつでも集中して臨むつもりだけど、同時にプロジェクトを信じて、忍耐強くあるべきだ」


「来シーズンの開幕時点から優勝争いができるとは思わない。でも今年よりも少しだけ強くなっていたら、優勝争いのグループにも近づけるだろうし、一貫した走りができるシーズンを送れると思う。それがすでに、優勝に向けて改善できていることを意味している」


「必ずしも最強のマシンがなければ戦えない、ということではないんだ」


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