まさに独創的かつ予想外。これが新生ジャガーのデザイン・ビジョン・コンセプト『タイプ00』を世界初公開

2024年12月11日(水)7時0分 AUTOSPORT web

 アメリカの南フロリダにて、12月初頭から6日間にわたって開催されたマイアミ・アートウイークにて、新生ジャガーが「今後の展開を示唆する」モデルとして『TYPE 00(タイプ・ゼロゼロ)』を初公開。創業者ウィリアム・ライオンズ卿の信念「Copy Nothing(なにもののコピーではない)」まで立ち戻るとして、先月行った大胆な新しいビジュアル・アイデンティティの発表に続く、変革の次なるステップとなる。


 ジャガーのみならず、ランドローバーでも辣腕を振るうチーフ・クリエイティブ・オフィサーのジェリー・マクガバンによれば、この『タイプ00』は「JAGUARの新しいクリエイティブな哲学をピュアに表現したもの」であり「最高レベルの芸術作品を目指したビジョン」だという。


「この『タイプ00』は際立った存在感を放ち、勇敢で制約のない創造的思考と揺るぎない決意の結果と言える。我々が最初に具現化し、これまでに見たことのないような外観をもち、新しいジャガー・ファミリーの礎石となるだろう」


 魅力的でエクスクルーシブな新型ラグジュアリー車両ファミリーで構成する“EV専用ブランド”となるべく、そのプロダクトやデザインのみならず、ブランド全体の再構築を掲げて変革を続けるジャガーだが、この新生ジャガーは専用プラットフォームの“JEA(ジャガー・エレクトリック・アーキテクチャー)”を採用。WLTPモードで770km(478マイル)、EPAモード*で692km(430マイル)の最大航続距離と、わずか15分*で321km(200マイル)分を急速充電できる(*メーカー推定値)ことをターゲットに開発されているという。


 名称に使用している“TYPE(タイプ)”は、従来のモデル群などと同様にブランドの起源ともいえる『Eタイプ』の流れを汲むもので、ひとつ目のゼロは排出ガスゼロを意味し、ふたつ目のゼロは新生ジャガーにとってのゼロ号車両であることを表現している。


 発表に際してはマイアミピンクとロンドンブルーという2種類のカラーが制作され、マイアミピンクはアイコニックなアールデコの雰囲気を反映し、真鍮が経年変化し独特なローズカラーになることからインスピレーションを得たもの。一方のロンドンブルーは、1960年代のオパールセントシルバーブルーに着想を得たもので、ルーツである英国の伝統が表現されているという。

この『タイプ00』は「ジャガーの新しいクリエイティブな哲学をピュアに表現したもの」であり「最高レベルの芸術作品を目指したビジョン」だという
独特な水平のStrikethrough(ストライクスルー)グラフィックを採用し、フルワイドテールライトを隠すことで『タイプ00』のパワフルさとスケールを強調している
荘厳な室内には手仕上げの3本の真鍮のラインが配置され、中央には長さ3.2mの真鍮の支柱によりフローティングインストルメントパネルを分割する構成とされる


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 前述のとおり、独自の専用アーキテクチャであるJEAの採用によって、長いボンネット、流れるようなルーフライン、23インチのアロイホイール、ファストバックのプロファイル、ボートテールなどが洗練されたモダンなサーフェスを備えたドラマチックなシルエットを生み出している。


 自信に満ちた新しいフロントマスクは、垂直なフラッシュサーフェスと、その中央に配した新しいジャガーのデバイスマークを組み合わせたデザインを採用。車体の両側には手仕上げの真鍮インゴットにレーザーエッチングしたジャガーの「leaper(リーパー)」が描かれ、このインゴットは格納式となっており必要に応じてリヤビューカメラが出現する。


 ガラスのないテールゲートと、ボディと調和したパノラミックガラスルーフが目を惹くリヤは、独特な水平のストライクスルー・グラフィックを採用し、フルワイドテールライトを隠すことで『タイプ00』のパワフルさとスケールを強調している。


 バタフライドアとパンタグラフ・テールゲートを開けると、豊かなプロポーションを誇るモダンなインテリアが現れ、荘厳な室内には手仕上げの3本の真鍮のラインが配置され、中央には長さ3.2mの真鍮の支柱によりフローティングインストルメントパネルを分割する構成とされる。


 さらに独自のプリズムケースを使用することで、気分に合わせて室内をカスタマイズできる機能も搭載され、プリズムケースは、ボディサイドにある精巧な電動ドアを備えたボックスのなかに収納されおり、真鍮、トラバーチン、アラバスターの3つの天然素材のトーテムが格納されている。


 センターコンソール内にトーテムのひとつを配置すると、インテリアの雰囲気を調整することができ、アンビエントライトや独自のサウンドスケープ、カスタマイズされたスクリーングラフィックまで、すべてが選択したトーテム素材の特性を反映させる。


 これによってビスポークの香りが素材と相互作用するうえに、乗員が車両と関わることでカスタマイズとパーソナライゼーションの概念を拡張させる、これまでにないパーソナライゼーションが実現している。


Jaguarウェブサイト:http://www.jaguar.co.jp
ジャガーコール(フリーダイヤル):0120-050-689

プリズムケースは、ボディサイドにある精巧な電動ドアを備えたボックスのなかに収納される
独自のプリズムケースを使用することで、気分に合わせて室内をカスタマイズできる機能も搭載される
手仕上げの真鍮インゴットにレーザーエッチングしたジャガーの「leaper(リーパー)」が描かれる。このインゴットは格納式となっており必要に応じてリヤビューカメラが出現する


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