大谷翔平も決まり…日本のFA戦線最後の大物 山川穂高は宣言残留もある? 気になる「背番号問題」「現役ドラフトの選択」とは

2023年12月11日(月)11時35分 ココカラネクスト

球界を代表するスラッガーの一人だ(C)CoCoKARAnext

 週末に大谷翔平がドジャース入りを決断したというビッグニュースが飛び込んできた野球界。10年総額7億ドル(約1014億円)のメガ契約も大きな話題を集めている。野茂英雄氏などかつては多くの日本人選手も在籍したチームで、ドジャースブルーに身を包んだ大谷が新天地でどんな活躍を見せてくれるのか。日米の野球ファンにとってもエキサイティングな選択となった。

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 またメジャー移籍市場では今後、こちらも巨額契約となりそうな山本由伸の去就もクローズアップされる中、日本の移籍市場では西武からFA宣言を行った山川穂高の存在も水面下で注目を集めている。

 国内FA権を取得した山川は今季自身の不祥事のため、5月にファーム落ちするとそのまま一軍に上がることなくシーズンを終了。西武からは無期限の公式戦出場停止処分を科されている。

 また移籍先に関しては右の大砲を補強ポイントとするソフトバンクが有力とされる中、11月14日のFA宣言から早くも1か月近くが経過しても、目立った動きは伝わってこない。

 背景には獲得が有力視されているソフトバンクの慎重な姿勢も見え隠れする。球団フロントも不起訴になったとはいえ女性問題を起こした山川に関して、徹底調査を明言しており、いざ獲得したものの、その後、また新たな問題が浮上するとなれば球団が受けるダメージも大きい。ファンからの反発の声も強く、より慎重に調査を進めつつ、〝落としどころ〟を探っているようにも見受けられる。

 一方で移籍に付随する材料で注目されているのは「背番号問題」もある。本来FAなどで選手を獲得するにあたっては、その選手に縁のある背番号を提示し、誠意を見せることが多い。その点でいけば、ソフトバンクでは山川が着けている背番号「3」はすでに昨年、FAで日本ハムから移籍してきた近藤健介が背負っており、山川が入団時から長くつけてきた「33」も新入団の広瀬隆太(慶應大)に与えられたとあって、該当する背番号は埋まってしまっている。

 また、西武では先ほど行われた現役ドラフトで愛斗外野手を放出したことも話題を集めた。パンチ力ある打撃が持ち味、強肩でも知られ、今年4月のロッテ戦(ZOZOマリン)でも「ライトゴロ」を達成させるなど、攻守に存在感を示していたとあって、西武の選択にはSNS上でもファンから驚きの声が多く上がった。

 山川を欠いた西武は今季、チーム得点(435)、チーム本塁打(90)がいずれもリーグワーストと得点力不足に悩まされた。投手陣が力をつける中、他球団が嫌がる山賊打線復活のためには、勝負強い打者育成が欠かせないとされる中、パンチ力ある愛斗を放出した裏には、何があるのか。すでに外国人補強で打線上積みを図っているとはいえ、山川の去就が依然としてチーム浮上のカギを握っているのは間違いない。

 西武ではすでに山川に条件提示も済ませており、宣言残留も認める方向とあって、仮にソフトバンク含め他球団から声がかからなければ、古巣にそのまま在籍するという選択肢も十分にありうる。

 果たして過去3度の本塁打王に輝くなど球界を代表するスラッガー、山川の去就決着はいつとなるのか?今後も様々な方面から注目を集め続けそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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