【ヤクルト】塩見泰隆「ルーキーに立ち返って」 大ケガで今季31試合の出場に終わる「チームから目を背けたところもあった」
2024年12月11日(水)17時13分 ココカラネクスト
塩見が来季へ向けての決意を述べた(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
ヤクルトの塩見泰隆が12月11日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1400万円減の年俸5700万円でサインした(金額は推定)。
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塩見は今季、5月11日の巨人戦(神宮)で左膝前十字靱帯(じんたい)と半月板を損傷。31試合の出場で打率.267、3本塁打、8打点の成績に終わり、「僕の力というのを評価していただいているので、来年こそは1年間プレーできるように頑張りたい」と来季へ向けて気持ちをあらたにした。
左膝の手術を受け「80%〜90%は動ける状態。今のところ来季は問題なくプレーできる」と見通しを述べ、「かなりの大ケガで、正直、チームというところから目を背けたところもあった。そういうところが自分の弱さと感じた」と話した31歳。「いま思ってみると、来季に向けて新しいピッチャーとか出てきている。そういうところもしっかり勉強していければ良かった」と反省していた。
来季あえて数字的な目標は挙げず「またルーキーに立ち返って1軍でやりたいという気持ち」と話し、色紙には「完走」と記した。「数字を追ってしまうと、数字との戦いになってしまう。1年間しっかりやり切る。今年1か月半ぐらいしかいられなかった。来年はシーズン、ポストシーズンとすべてやり切れたら」と決意した。
来季、塩見がフルで出場できればチームにとってはこの上ない戦力となる。開幕から「1番」で背番号「9」が躍動する姿を期待したい。
[文:別府勉]