イニエスタ買収クラブと提携の可能性。ヴィッセル神戸所属選手が欧州へ

2024年12月12日(木)7時45分 FOOTBALL TRIBE

ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は、2024シーズンの天皇杯を制したほか、J1連覇も達成。同クラブOB・元スペイン代表選手のアンドレス・イニエスタが買収したデンマーク3部FCヘルシンゲルと提携する可能性もあるなか、一部の選手が欧州へ渡っている。


 スペイン3部レアル・ウニオンは12月11日、神戸所属FW冨永虹七と、神戸から大宮アルディージャへ期限付き移籍中のMF泉柊椰が、2週間にわたりトップチームの練習に参加すると公式発表。同クラブはアストン・ビラ、神戸と同じく「Vスポーツグローバルネットワーク」の一員であるが、日本人選手2名の練習参加にあたり、「Vスポーツと合意に達したおかげで実現した」と綴っている。


 現在20歳の冨永は、2023年に神戸のトップチームへ昇格。同年9月から育成型期限付き移籍によりカマタマーレ讃岐でプレーした後、2024年7月に神戸へ復帰したが、今季もJ1で出番はなかった。


 一方で24歳の泉は、びわこ成蹊スポーツ大学等を経て、2023年に神戸へ入団。2023シーズン途中にモンテディオ山形へ育成型期限付きすると、2024シーズンは大宮でプレー。リーグ戦38試合の出場で6ゴールと、同クラブのJ3優勝・J2昇格に大きく貢献した。


 ルーカス・ポドルスキをはじめ大物選手の獲得やJ1連覇などにより、日本国内で存在感を高めている神戸だが、Vスポーツ以外のマルチクラブオーナーシップに参加する可能性もあるという。


 イニエスタの設立会社である『Never Say Never(NSN)』は2024年11月にヘルシンゲルの株式の過半数を取得しているが、スペイン紙『マルカ』は「NSNを中心としたマルチクラブオーナーシップを構築することが、ヘルシンゲル買収の目的だ」とした上で、「神戸は今後、NSNのマルチクラブオーナーシップに参加する可能性がある」と報じている。

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