サインツ3位「移籍後1年間の経験を生かし、タイヤをうまく使うことができた」フェラーリ/F1第22戦決勝
2021年12月13日(月)17時42分 AUTOSPORT web
2021年F1アブダビGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは3位、シャルル・ルクレールは10位という結果だった。フェラーリはコンストラクターズ選手権3位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
カルロス・サインツ 決勝=3位
スクーデリア・フェラーリでの最初の年を、こんなふうに終わることができるなんて! タイヤに関して厳しいレースになるとは思っていた。だけど、この1年間の経験を生かして、最初のスティントではソフトを長く持たせ、そこからレースの終わりまではハードをいたわりながら走った。
こうしてポディウムに上がり、コンストラクターズ選手権では3位になり、ドライバーズ選手権も5位で終わるという形でスクーデリアでの最初のシーズンを締めくくれたので、文句なしの気分で冬の休みを迎えられる。ティフォシのみんな、そしてシャルル、首脳陣、ファクトリーとレースチームのみんなを含めたチーム全体が、今年僕を歓迎してくれたことに感謝したい。この1年を通じた彼らの途方もない努力はもちろんだが、初めてフェラーリに来た日からリラックスした気分で過ごせたことも、こうしてレースごとに進歩しながら、最初のシーズンを好成績で終えられた要因のひとつだった。
最後に、シーズンを通じて素晴らしい戦いをしたマックス(フェルスタッペン)とルイス(ハミルトン)におめでとうと言いたい。特にマックスが選手権タイトルを勝ち取ったことは、自分のことのようにうれしいよ。もうすでに来季が楽しみで仕方がない。フォルツァ・フェラーリ!
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 決勝=10位
最高のレースにはならなかった。最初のスティントは悪くなかったんだ。そして、VSCになった時に、何かまわりと違うことを試そうと考えてミディアムタイヤに交換した。これはチーム全体として決めたことだったけど、僕らが望んだような効果は得られなかった。
チームがコンストラクターズ選手権を3位で終えることができて、本当によかったと思っている。昨年が厳しいシーズンだっただけに、これは決して簡単なことではなかった。サーキットとマラネロのファクトリーで働いてきたチームのみんなに、心から感謝している。彼らのハードワークのおかげで、こうした成績を手にすることができた。今季はカルロスも素晴らしい仕事をした。彼にもドライバーズランキング5位獲得、おめでとうと言わせてもらうよ。
そして、マックスのタイトル獲得にも、心からお祝いの言葉を贈りたい。まだお互いに子供だったカート時代からレースをしてきて、彼がどれほど力のあるドライバーであるかは、その頃から知っていた。彼はいずれチャンピオンになると思っていたし、この栄冠に相応しいドライバーだと思う。
2021年シーズンは今日で終わって、明日からは2022年シーズンが始まる。つまり、来季は今週のテストから始まるわけだから、まずはそこで多くのことを学びたい。すでにしっかりとした基礎は築けたと思う。来季の世界選手権では、さらに上位を争って戦えるように努力を続けるつもりだ。