「センガは王者の経歴を持つ」メッツ加入の千賀滉大に現地メディアは期待大!冷静な分析も「懸念材料は耐久性」

2022年12月13日(火)6時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 待望のMLB移籍がついに実現した。

 ソフトバンクから海外フリーエージェント(FA)権を行使して米メジャーリーグ挑戦を目指していた千賀滉大のニューヨーク・メッツ入団が決定した。5年総額7500万ドル(約102億7500万円)で契約合意したと球団公式サイトが発表している。

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 今オフ、クライマックスシリーズ終了直後より海外FA権行使を表明したことからも、常にメジャー行きを見据えていた千賀。兼ねてより、米球界への想いを語っていたこともあり、ようやく念願が叶うこととなった。また、NPBの育成出身選手としては初のメジャー移籍となり、今後、他の日本人プレーヤーのポテンシャルもさらに注目されていくことも間違いない。

 これまで、ソフトバンクのエースとして申し分のない活躍をみせてきた日本人右腕のビッグニュースは、当然のように現地紙でも伝えられている。『The New York Times』は11日、千賀のメッツ入りを公式サイト上で報じており、地元球団の一員となった日本人ルーキーの様々な要点について論じている。

 同メディアでは「ホークスでの日本プロ野球11シーズンで87勝44敗、防御率2・59、2022年には11勝6敗、防御率1・94、144イニングで156個の三振を奪っている。メッツのエース、バーランダー、マックス・シャーザーと同じく、千賀も2017年から2020年まで日本シリーズ4連覇を果たしたホークスの1番手先発として、輝かしい王者の経歴を持っている」とNPBでの足跡を記している。

 さらに「千賀は2019年にホークスでノーヒッターを達成し、2020年のオリンピックでも日本代表として登板、決勝のアメリカとの金メダルマッチでは日本が2−0で勝利しており、6回のイニングをリリーフし、無失点で抑えている」と近年の偉業や五輪での戦いも振り返った。

 一方で「センガの最大の懸念材料は、その耐久性だろう。彼は肩の怪我で2014年のほとんどを欠場し、それ以来定期的に肘の痛みを抱えている。1シーズンに150イニング以上投げたのは11シーズンで2回だけ。2022年に投げた144イニングは、2017年以降で最も多い投球回数だった」としてこれまでの投球回数についての印象を述べている。

 記事には他にも「センガは『ゴーストフォーク』でMLBの打者に対して自分自身を証明する機会を望んでいた」と綴られている。地元メディアの高い期待や、冷静な視点が向けられる中、来シーズンは千賀の代名詞でもあるフォークボールを武器に、米国ファンの度肝を抜く投球がみられるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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