福岡、金明輝氏が新監督に就任「強い覚悟と責任感を持って、決断いたしました」…4季ぶりの指揮官復帰に
2024年12月13日(金)16時52分 サッカーキング
福岡の新監督に就任した金明輝氏(画像は鳥栖の監督時) [写真]=Getty Images
2024明治安田J2リーグを12位で終えた福岡は、2020年から指揮を執り、昨年のJリーグYBCルヴァンカップを制覇してクラブに初タイトルをもたらした長谷部茂利前監督(現:川崎フロンターレ監督)が今シーズン限りで退任。後任人事には大きな注目が集まっていた。
新監督に就任した金明輝氏は1981年5月8日生まれの現在43歳。現役時代にジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)やカターレ富山、サガン鳥栖などでプレーし、引退後は古巣である鳥栖の下部組織を指導。2018年10月には、当時のマッシモ・フィッカデンティ監督が辞任したことを受け、後任としてトップチーム監督に就任し、チームをJ1残留に導いた。
トップチームのコーチとしてスタートした2019シーズンも5月からは監督を務め、その後2021年12月の退任までトップチームを率い続けた。2023年にはFC町田ゼルビアのヘッドコーチに就任し、黒田剛監督のスタッフとしてJ2リーグ優勝やJ1での躍進に貢献。選手へのパワーハラスメント行為が認定された影響で2022年にS級コーチングライセンスからA級ジェネラルコーチングライセンスへの降級処分が下されたが、今年2月にS級ライセンスを再取得している。
福岡は新監督決定に際し「新体制のもと、クラブのさらなる成長と飛躍を目指してまいります。新たな挑戦に向けて、引き続き、皆さまの温かいご声援をよろしくお願いいたします」と発表。また、金明輝氏はクラブ公式サイトで次のように意気込みを綴っている。
「この度アビスパ福岡の監督に就任することになりました金明輝(キンミョンヒ)です。クラブ創設30周年を迎える節目の年に携われること、J1で確固たる地位を築き、活気あふれる福岡の街で躍進するアビスパ福岡の監督に就任できることを心から嬉しく思うと同時に計り知れない責任も感じております」
「前監督の長谷部監督が築き上げた強固な守備と力強い攻撃をベースにしたチームを引き継ぎ、攻守両面でさらなる強化を図り、クラブ、選手、チームスタッフ一丸となって一つでも多くの勝利をファン、アビスパ福岡サポーターの皆様に届けられるよう、皆様と心を一つに戦う所存です」
「そしてこの度は、私の就任にあたり皆様をお騒がせしていることを大変申し訳なく思っております。今回のお話をいただき、私自身熟考の末強い覚悟と責任感を持って、決断いたしました。皆様に信頼していただけるように、言動やピッチで躍動する選手達を見ていただけるように日々全力で取り組みます。アビスパに関わる全ての皆様、ともに戦いましょう」