「ホームラン待ちだった」打線のつながりに欠けた今季の巨人 亀井打撃コーチが理想とするのは“あの年”の打線

2022年12月14日(水)6時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人の現役コーチが、2022年の巨人打線を振り返った。

 今シーズン、5年ぶりのBクラスに終わった巨人。今季は原辰徳監督がシーズン開幕前から若手の積極起用を明言し、投手では山崎伊織や赤星優志、井上温大など、若手が台頭。野手では中山礼都がショートで起用された。しかし、キャプテン・坂本勇人の離脱や主砲・岡本和真の不調などにより、チームの成績を大きく落とした。

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 昨年まで一軍外野守備走塁コーチで、来季から打撃部門を担当する亀井善行コーチが、同じく打撃コーチの大久保博元氏のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に出演し、2022年シーズンの巨人を振り返った。

 亀井コーチは、「悔しかったですよ」と今季のチーム成績に悔しさを滲ませ、「僕は三塁コーチャーでしたけど、なかなかホームラン待ちのところがあって、機動力が使えなかった」と、打線のつながりがなかったことを、低迷の要因として挙げた。

 今季の巨人は、5選手が20本塁打以上をマークするなど、チーム本塁打数は163本を記録し、ヤクルトの174本に次いでセ・リーグ2位だった。しかし、チーム得点に注目すると巨人は548点で、首位ヤクルトに71点もの差をつけられた。亀井コーチは、長打力はあるが、ここぞという場面での得点に結びつかない打線が課題だと感じているようだ。

 動画内では、亀井コーチが理想とする打線に言及する場面もあった。それは、自身が現役だった2009年の巨人打線。「2009年は、レギュラーで1年出たんですけど、そのときは1番に(坂本)勇人で、2番に松本哲也、3、4番に小笠原さんとラミレスがいた。僕は5番を打っていましたけど、バントをするときもあったし、つながる打線ではありましたよね」と亀井コーチは語った。同年の巨人は2位の中日に12ゲーム差をつけて優勝。打線はリーグトップとなる、650得点を記録した。亀井コーチは、長打力とつながりのある打線を理想としているようだ。

 後半では、亀井コーチが「(打線のつながりといった)野球観を、もっと勉強してほしいと思う」と、若手選手に提言する場面もあった。

 亀井新打撃コーチは、自身の手腕で、理想とする2009年のような打線を形成することができるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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